クルール読者の家計簿をママFPが診断!
ママFP 西山美紀さんがクルール読者が公開した家計簿を診断。
今の家計の問題は何?
どの費用が節約できる?
子育て家族のお金の悩みを3つのポイントで解説。自分たちにも実際に生かせるアドバイスが見つかるはずです。
【2026年5-6月号掲載】
中学受験を検討中。教育費はどれくらい想定したらいい?
今後中学受験を検討中。教育費はどれくらい想定したらいい?派遣社員で働く、1児のママからのご相談です。
相談者のプロフィール
パパ38歳・ママ35歳・5歳(男の子)
相談者's 家計簿
- パパ収入(手取り)
- 45万円/月
- ママ収入(手取り)
- 18万5,000円/月
- 収入合計
- 約63万5,000円/月
- パパボーナス(手取り)
- 90万円
- ママボーナス(手取り)
- なし
- 貯蓄
- 約2,600万円
普通預金150万円、定期預金1000万円、貯蓄型保険1000万円、iDeCo150万円、株200万円、NISA100万円
1カ月の支出表
- 住居費(住宅ローン返済)
- 250,000円
- 食費
- 30,000円
- 外食費
- 10,000円
- 交際費
- 30,000円
- スマホ(2人分)
- 10,000円
- Wi-Fi代
- なし
- 水道光熱費
- 20,000円
- 日用品代
- 20,000円
- 保育料
- 10,000円
- 子ども習い事代
- 30,000円
- 書籍代
- 10,000円
- 交通費
- 17,000円
- NISA積立
- 50,000円
- 家の維持費用積立
- 50,000円
- iDeCo
- 12,000円
- 医療保険料
- 10,000円
- その他保険料
- 5,000円
- 支出合計
- 約564,000円
チェックポイント❶
高校までの教育費は家計(年間の収入)で対応し、大学費用はインフレを加味しながら準備を
チェックポイント❷
塾代や習い事代などの「かけたい教育費」で圧迫しないように注意。毎年の収支黒字を目指そう
チェックポイント❸
余裕資金は預貯金で眠らせすぎず、一部のお金を長期分散投資にまわして育てていこう
貯蓄も収支もお見事!預貯金は一部を投資で育てよう
共働きで在宅時間が短く、家のネットを解約して大容量の格安スマホにして車を手放すなど、支出を上手に抑えています。資産が2600万円もあり素晴らしいですね。
子どもは中学受験を予定していて、教育費が気になるそう。まず、教育費の基本戦略は、「高校までは家計から出し、大学費用を事前に準備」です。中学受験をする場合、小3の2月から塾代が年80~120万円ほどかかるのが一般的です。季節講習や個別指導を追加すればさらに費用がかかります。私立中学入学後は、学校によりますが年100~150万円ほどが一つの目安です。現状の収支をみると家計から対応できそうですね。
私立高校では、授業料実質無償化により負担が軽減されるケースが増えていますが、施設費、修学旅行代、PC代、塾代などで家計を圧迫することも。毎年の収支が赤字にならないように、塾代などの「かけたいお金」を増やしすぎないように注意しましょう。
大学費用として、高3の夏ごろまでに500万円ほどを準備しておきたいところです。資産状況をみると大丈夫そうですね。ただし、学費もインフレで上昇する可能性があり、6年制学部や大学院進学、留学などで追加費用も想定されます。そのままNISAを活用し、インフレに負けない資産形成を続けましょう。
教育費が本格化するまで時間があるので、資産を眠らせない工夫も有効です。例えば、定期預金1000万円の一部を使って、NISAの積立投資をさらに月10万円ほど上乗せするのも一案。ただし、投資には元本割れのリスクがあります。短期的な値動きに惑わされず、少なくとも10年以上の長期視点で続けたいですね。
教えてくれたのは…
西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。
著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『お金の増やし方』(主婦の友社)等。 X(旧Twitter)
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