クルール読者の家計簿をママFPが診断!
ママFP 西山美紀さんがクルール読者が公開した家計簿を診断。
今の家計の問題は何?
どの費用が節約できる?
子育て家族のお金の悩みを3つのポイントで解説。自分たちにも実際に生かせるアドバイスが見つかるはずです。
【2025年11-12月号掲載】
「働く際の社会保険料」や「老後資金」が心配
積み立ての貯金や投資に月8万円をまわしている1児のママ。「働く際の社会保険料」や「老後資金」が心配というご相談です。
相談者のプロフィール
パパ41歳・ママ36歳・3歳(女の子)
相談者's 家計簿
- パパ月収(手取り)
- 34万円
- ママ月収(手取り)
- なし(専業主婦)
- 児童手当
- 1.5万円
- 収入合計
- 約35.5万円
- パパボーナス(手取り)
- 90万円
- ママボーナス(手取り)
- なし
- 貯蓄
- 900万円
普通預金400万円、定期預金200万円、財形貯蓄45万円、株や投資信託約250万円。
1カ月の支出表
- 住居費(家賃)
- 80,000円
- 食費
- 60,000円
- 外食費
- 10,000円
- 交際費
- 10,000円
- スマホ(2人分)
- 7,000円
- Wi-Fi代
- 5,000円
- 水道光熱費
- 20,000円
- 日用品代
- 8,000円
- 子ども関係(おもちゃ等)
- 3,000円
- 保育料(幼稚園)
- 25,000円
- 交通費・旅行代等
- 10,000円
- 車関連費
- 12,000円
- パパ小遣い
- 15,000円
- ママ小遣い
- 15,000円
- 財形貯蓄
- 50,000円
- 銀行自動積み立て
- 20,000円
- 投資信託積み立て
- 30,000円
- 保険料
- 22,000円
- 支出合計
- 382,000円+α
※物価高騰もあり、食費が以前より月5000円アップ。夫婦で話し合って決めた小遣いは、毎月現金で受け取っている。
チェックポイント❶
預金と投信積み立てで、月8万円の貯蓄が素晴らしい!「先取り貯蓄」は資産アップの大きなカギになります。
チェックポイント❷
しばらく使わない100万円単位のお金は定期預金へ。金利が少し上がっているので、増やせるチャンスです。
チェックポイント❸
ずっと賃貸住まいの場合は、「老後の住まい」も検討を。少し先なので、積立投資で資産をコツコツ築いていこう。
貯金も投資も、実にお見事!働くことで老後の心配の軽減に
子どもが生まれて「預金だけでは足りないかも」と投資を始め、全世界株式タイプの投資信託を積み立てています。目的は、教育費と老後資金。
「最初は不安だったけど少しずつ慣れて、長期で考えれば大丈夫!という気持ちに」とママ。ぜひ続けていきたいですね。
昨年パパが転職したのをきっかけに財形貯蓄を月3万円、1年前には銀行の自動積立定期預金を月2万円でスタート。毎月貯まる仕組みをつくっていて◎です!
普通預金が400万円と多めですが、金利が上がってきたので300万円ほどを定期預金にしてみては。ネット銀行などの金利1%の定期なら、年3万円(税引前)の利息に。そのお金を投資にまわして、好循環をつくるのもいいでしょう。
小遣いは月1万5000円ずつで、毎月収支や投資信託の評価額、残業代が出たらどうするかなどについて、パパとマネー会議。お金の流れを共有できれば、ストレスなく貯められますね。
ママは数年以内にパートで働き、その後、契約社員や正社員を考えているそう。働くことで、社会保険料の支払いが気になるそうですが、社会保険に入ると将来受け取る年金が増え、病気やケガで働けないときに傷病手当金が出るなどメリット大。老後資金が心配だそうで、その一部カバーにもなります。
また、賃貸住まいなので、老後の住まいを考えておきましょう。マイホームを買うか、実家に住むか。またはずっと賃貸なら、将来仮に月5万円の賃貸に引っ越したとして、20年の家賃で1,200万円が必要に。
しっかり貯蓄しておき、将来子どもが巣立ってから夫婦で小さめの中古物件を購入する、というのも一案ですね。
教えてくれたのは…
西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。
著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『お金の増やし方』(主婦の友社)等。 X(旧Twitter)
X @writerN1225