クルール読者の家計簿をママFPが診断!
ママFP 西山美紀さんがクルール読者が公開した家計簿を診断。
今の家計の問題は何?
どの費用が節約できる?
子育て家族のお金の悩みを3つのポイントで解説。自分たちにも実際に生かせるアドバイスが見つかるはずです。
【2026年1-2月号掲載】
パパの月収が下がり支出がアップ
パパの月収が下がり支出がアップ。でも「パパが家事をしないの でママが働くのは大変…」という2児のママからのご相談です。
相談者のプロフィール
パパ40歳・ママ38歳・
10歳(男の子)・5歳(女の子)
相談者's 家計簿
- パパ収入(手取り)
- 33万7000円/月
- ママ収入(手取り)
- 約3万円/年
- 児童手当
- 2万円/月
- 収入合計
- 約36万円/月
- パパボーナス(手取り)
- 215万円
- ママボーナス(手取り)
- 0円
- 貯蓄
- 1310万円
普通預金640万円、 投資信託(NISA)約370万円、 貯蓄型保険約300万円。
1カ月の支出表
- 住居費(住宅ローン返済)
- 92,000円
- 食費
- 55,000円
- 外食費
- 10,000円
- 交際費
- パパママ小遣いから出す
- スマホ(2人分)
- 6,500円
- Wi-Fi代
- 4,200円
- 水道光熱費
- 26,000円
- 日用品代
- 15,000円
- 保育料
- 9,000円
- 子ども学校費用
- 6,000円
- 子ども習い事代
- 26,000円
- 車関連費
- 4,000円
- パパ小遣い
- 65,000円
- ママ小遣い(変動あり)
- 5,000円
- パパ定期代
- 13,000円
- NISA積立
- 15,000円
- 家族お菓子代
- 5,000円
- ママ病院代
- 2,500円
- 医療・生命保険料
- 10,100円
- 収入保障保険料
- 5,000円
- 車保険料
- 4,500円
- 支出合計
- 約378,800円
チェックポイント❶
貯蓄がある程度あれば、一時的な月の赤字には慌てず。支出を減らすだけでなく、世帯の収入アップも検討を。
チェックポイント❷
普通預金に数百万円ある場合は、100万円ほどを残し、残りは金利が高めの定期預金へ。意外と大きな利息に。
チェックポイント❸
安心できるマネープランづくりは、家族の協力が大切。バトルにならないよう、穏やかにじわじわ話し合いを。
家計管理をできていて◎ パパの家事参加は時間をかけて
パパが管理職になり、残業代がなくなって月収が4万円減少。さらに飲み会やゴルフの付き合いが増え、月数万円の赤字が不安なママ。
下の子が小学生になったらパートで働く予定で、パパが家事をほぼしないため、ママは正社員になるのは難しそうとのこと。パパは「大きな赤字でなければ収支は気にしない」タイプだそうです。
ママは、エクセルで家計管理をして全体的にムダな支出もなく、保険や住宅ローンの内容を把握していて大変素晴らしいです!
パパの生活を変えることはしばらく難しそうなのと、貯蓄が1000万円以上あるため、月の赤字は一時的なら問題ないでしょう。
パパは月収が減りましたが、ボーナスが年30万円近く増えているのが安心。浪費しないよう、赤字補てん用にキープしておきたいですね。
NISAでの積立投資も◎。ぜひ続けましょう。
普通預金のうち500万円を、金利1%ほどの定期預金(ネット銀行や地方銀行のネット支店にあります)に預けてみては?年5万円ほどの利息になるので、食洗機など家事を助ける家電を導入してもいいですね。
今後は、パパが収支に少し関心を持つことと、ママの収入アップが鍵になりそう。収支リストをテーブルにそっと置くのも一案。
また、家事を分担できると、ママも働きやすいはず。例えば子どもの園や学校の行事、習い事に一緒に参加して、パパに、家事・育児に積極的なパパ友ができればよい影響を受けるかも。
ママは本当によくがんばっていらっしゃいます。
パパの考えが少しずつ変わっていけるように穏やかに話し合いながら、無理はせずママの息抜きも大切にしてくださいね。
教えてくれたのは…
西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。
著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『お金の増やし方』(主婦の友社)等。 X(旧Twitter)
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