30代シングルママの家計簿公開!子どもの大学費用とマンション購入が心配【ママFP西山美紀さんが診断】

2023年10月15日

クルール読者の家計簿をママFPが診断!

ママFP 西山美紀さんがクルール読者が公開した家計簿を診断。

今の家計の問題は何?
どの費用が節約できる?

子育て家族のお金の悩みを3つのポイントで解説。自分たちにも実際に生かせるアドバイスが見つかるはずです。

もくじ

  1. 今回の家計のお悩みは「子どもの大学の教育費」と「将来のマンション購入」
  2. 毎月のローン返済額から購入物件価格を考えよう
  3. 教えてくれたのは…

今回の家計のお悩みは「子どもの大学の教育費」と「将来のマンション購入」

「子どもの大学の教育費」と「将来のマンション購入」について不安のある、シングルママのご相談です。

相談者のプロフィール

ママ35歳・4歳(男の子)

  • 実家の1軒家
  • 車1台あり(車両ローンなし)

相談者's 家計簿

ママ月収(手取り)
22万円
児童手当
1万円
収入合計
23万円
ママボーナス(手取り)
80万円
貯蓄
1800万円
内訳:普通預金300万円、定期預金1100万円、投資信託300万円等。

1カ月の支出表

住居費(家賃として親に渡す)
30,000円
食費
30,000円
外食費
10,000円
交際費
20,000円
スマホ代(1人分)
3,000円
タブレット費用
1,000円
日用品代
10,000円
保育園代
5,000円
子ども習い事代(英語)
4,000円
車関連費
10,000円
ママ小遣い
30,000円
投資信託
100,000円
つみたてNISA
33,000円
iDeCo
12,000円
貯蓄性保険
20,000円
医療保険
1,000円
支出合計
319,000円
※投資信託の積み立てなどは預貯金から出している

チェックポイント❶

私立大学で一人暮らしの可能性があるなら、高3夏までに500~700万円の教育費を準備しよう。

チェックポイント❷

住宅ローン返済はずっと続くので、要注意。「毎月の返済額」から考えて、無理のない物件価格を。

チェックポイント❸

マンションを買う時期をある程度決めたら、頭金などの専用口座をつくって、準備を進めよう。

毎月のローン返済額から購入物件価格を考えよう

4歳のお子さんを育てる公務員のシングルママ。「万一自分に何かあったときに、生活をしていけなくなるのでは」と心配だそう。
今は実家暮らしで、いつか駅前のマンションを購入希望で、お子さんの大学資金も気になっています。

30歳までに1000万円貯蓄を目標にして達成し、現在は約1800万円!無駄な支出も見当たらず、がんばっていますね。

まず大学資金は、私立で一人暮らしなら、高3夏までに500~700万円あると安心です。専用貯蓄口座をつくって、移しても◎です。

世界中の株に投資する、コストの安い投資信託を上手に積み立てていますね。
今のペースだと、7年後には、仮に年4%の利回りなら2300万円ほどの資産になりそう。大学費用700万円を引くと、残り1600万円ほどですね。
7年後にマンション購入を想定し、住宅ローン返済を月5万円、ボーナスから20万円として、固定金利2%、23年ローン(ママ42歳から65歳まで)で試算すると、借入金額は約1800万円が目安。もし頭金と諸経費で1000万円とすると、2800万円ほどの物件が目安です。中古物件も含めて、早めにリサーチしておきたいですね。

ただし、投資は不確かなもので、あくまでも現段階での目安です。
マンション購入時期に相場が暴落していたら大変。マンションを買う時期を決めたら、頭金の専用貯蓄口座をつくって、元本保証の預貯金を増やしておくといいでしょう。預貯金が大きく減るか、月の支出が増えたら、毎月の投資額を少し減らすとよいと思います。

投資信託は、来年からは新NISAを使って、税金がかからない仕組みで積み立てていきましょう。

教えてくれたのは…

西山 美紀さん
西山 美紀さん

ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる! お金の増やし方』(主婦の友社)も好評発売中!

twitter @writerN1225

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