科学マジックで遊ぼう!【やってみよう!親子ラボ】

2020年5月28日

【2017年8月号掲載】
子どもたちは水遊びがだ~いすき!
そこで今回は、水を使ったマジックに挑戦。
あれれ?どうして??親子で自然の不思議を体験しちゃおう!

もくじ

1.大切なのは、わくわく感と好奇心!
2.ペットボトルで魚を泳がせよう!
3.教えてくれたのは…

大切なのは、わくわく感と好奇心!






本当のマジックは練習しないとできないけれど、科学マジックは科学現象だから、大人も子どもも、誰にもできちゃうのが良いところ。身近なものを使って、家庭のキッチンで手軽に楽しめますよ。

科学といっても、難しく考えなくて大丈夫。大人でもわからなくていいし、説明しすぎると、子どもはかえってつまらないかも…。親子で「うわーすごい!」「なんで?」と疑問や感動を楽しんじゃうのが一番です。大人は「こうしたらどうなるかな?」と、さらに楽しみを広げるきっかけをつくってあげましょう。わくわく感と好奇心さえあれば、子どもは自ら調べて、学んで、発見していきますよ。

 

ペットボトルで魚を泳がせよう!



<用意するもの>
●ペットボトル
●魚の醤油さし
●ナット(醤油さしの口に合うサイズ、または針金)
●コップ
●油性マジック
●水



 
醤油さしに油性マジックで好きな色を塗る。
キャップをはずし、ナットをつけて“おもり”にする。
※ナットがない場合は、針金をぐるぐる巻けばOK!
 


①をコップの水に入れ、
魚のしっぽが水面にちょっと出るくらいに浮いたらOK。
浮きすぎる場合は、魚のお腹を押して水を少し入れ、
重さを調整する。

 

ペットボトルの口まで水を満たし、
②の魚を入れ、キャップをしめる。
これで準備OK。

 







ペットボトルを手のひらで押すと、魚が下に潜っていきます。
手を放すと、魚が浮上します。
下から魚を引っ張っているように見せれば、マジックに♪


大きいペットボトルを使うと、
魚の動く距離が伸びてより楽しめます。
ペットボトルにビー玉を入れたり、
食紅で水に色をつけたりすると、きれいですよ。



ペットボトルを押すと、水の圧力で魚が押されて
魚の中の空気の体積が小さくなります。
その分、浮力が減るので重くなり、沈むのです。
手を放すと、魚の中の空気の体積がもどって浮きます。

 

教えてくれたのは…

けちゃっぷ先生(岩立直子さん)


大学卒業後「横浜こども科学館(現はまぎんこども宇宙科学館)」に13年間勤務。
退職後、工作・科学あそびの教室「くりの木倶楽部」を立ち上げる。
現在もサイエンスショー制作・演示、サイエンスイベント・プロデュースなど全国で活躍。
執筆も手がける。二男一女のママ。  


かんたん工作・科学あそび教室
くりの木倶楽部
 
「ふしぎ!」「なぜ?」「やってみたい!」気持ちを大切に、
出張教室・出張サイエンスショーをはじめ、
教室、サイエンスイベント・プロデュース、工作・科学遊びの企画制作、
科学館・博物館スタッフ研修を行っています。

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