一度離れて気づいた、今の私らしい働き方。
働くママへのインタビューを紹介します。
もくじ
1.今回のワーママ
2.転勤族でも、家族を大切にしながら、働いていきたい
3.カフェで働き始めた頃の1日スケジュール
今回のワーママ
娘たちが寝た後の一人時間に、社内資格の勉強。その甲斐あって、無事に合格!
伊東 安奈さん
中1・小4の娘2人のママ。千葉出身。
事務職で働いていたものの、夫の転勤を機に退職。
宮城、群馬への引っ越しを経て愛知在住。
転勤族でも、家族を大切にしながら、働いていきたい
夫は全国転勤がある仕事。宮城で子育てをしていたけれど、長女が年長さんになる頃、転勤で群馬へ引っ越してきました。
働きたい気持ちはあったけど、一番大切に考えていたのは、家族の生活。宮城で震災を経験し、友人も亡くしました。人の命の儚さを知ったことは、今も心のベースにあります。「家族が大事、家族の生活を犠牲にしてまでは働きたくない」という思いがあり、娘たちの下校・降園時間には間に合う仕事、という条件で探しました。
新聞の折り込み広告で、カフェのスタッフ募集を見つけたのは、娘たちが小3と年長さんの頃。面接はすごく緊張したけれど、「週2~3日、土日以外は働けます。園バスの時間の関係上、9時には出勤できません」など、現状を包み隠さず話し、無事採用。駅のカフェで働くことになりました。
学生時代に飲食店のアルバイト経験はあったけど、10年以上仕事のブランクがあったので、最初はレシピを覚えるのに四苦八苦。 でも、「どうせ働くならがんばりたい!」と社内資格にもチャレンジ。
娘たちが眠った後に勉強して、無事に合格できました。 資格を取ったことで仕事の幅も広がり、お客さまにコーヒー豆を提案していたところ、見ていた本部の方に「おすすめが上手だね」と褒められたんです。主婦って褒められることがまずないので、「評価される」という感覚自体が久しぶり。働いてよかったと思うのはそんな瞬間ですね。家でもお店で覚えたドリンクを振る舞うと、夫も娘たちも喜んでくれました。
4年間勤務を続けたけど、夫の転勤が決まり、退職。今後も家族を第一に考えながら、転勤先の愛知で働くつもりです。
カフェで働き始めた頃の1日スケジュール