海藻は「植物」って思っていませんか?実は海藻はミドリムシと同じ「藻類」で、植物じゃないんです。そして、海藻は「緑藻」「紅藻」「褐藻」の3つに分かれています。ふだん食べている海藻はどのグループかな?水族館をめぐるように、身近な海藻の生態と、おいしいレシピを探求してみてください。
【2026年7-8月号掲載】
わかめと卵の中華風炒め
材料(3〜4人分)
- わかめ(塩蔵わかめの場合、60~70gほどを洗って水で戻す)
- 100g
- 卵
- 4個
- 塩
- 小さじ1/4
- ニンニク
- 1片
- しょう油
- 小さじ2
- サラダ油
- 大さじ2
- ゴマ油
- 大さじ1
- コショウ
- 少々
- 糸唐辛子
- 適宜
つくり方
- わかめは食べやすい大きさにカットし、ニンニクはスライスしておく。
- ボウルに卵を割りほぐし、塩を加えて混ぜる。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、温まったら❷を流し入れて大きく混ぜる。半熟状に火が通れば一旦ボウルへ戻しておく。
- 空いたフライパンにゴマ油・ニンニクを入れて再度中火にかけ、香りが出てきたらわかめを加えて炒める。わかめが温まってきたらしょう油を加えてさらに炒め、汁気が少なくなったら❸を戻し入れてコショウを振り、さっと炒め合わせて器に盛る。好みで糸唐辛子をのせる。
● ワカメ[褐藻]
日本では北海道から九州にかけて広く分布する、一年生の海藻。冬から春にかけて大きくなり、根元に胞子葉(めかぶ)ができます。胞子葉から放出された胞子は秋ごろに卵・精子をつくり、受精、発芽。再び生長して、おなじみのワカメに。一般にイメージされる緑色は湯通し後のもので、生きているときは褐色です。
ひじき豆腐ハンバーグ
材料(6個分)
- 鶏ひき肉(むね)
- 200g
- 絹豆腐
- 150g
- 芽ひじき(乾燥)
- 5g(戻したものを使う場合は50g)
- 生姜(すりおろし)
- 小さじ1
- △味噌
- 小さじ2
- △コショウ
- 少々
- △片栗粉
- 大さじ2
- コショウ
- 少々
- 大葉・大根おろし・ポン酢
- 適宜
つくり方
- 芽ひじきはさっと水洗いし、たっぷりの水に30分ほど漬けて戻す。ザルにあげて再度水洗いし、水気を切る。
- ボウルに鶏ひき肉・豆腐・❶・生姜を入れ、△を加えて練り混ぜる。
- フライパンにサラダ油(分量外)を薄く引いて中火にかけ、温まったら❷を小判型に丸めて入れ、蓋をして中弱火で5分焼く。裏返して5分焼いたら火を止めて5分蒸らす。
- 器に盛り付けて、好みで大葉(千切り)・大根おろし・ポン酢を添える。
● ヒジキ[褐藻]
波の荒い岩場に生息し、ときには長さが1mほどにもなります。茎や葉は一年生ですが、根の部分は多年生。繊維状の根が岩にくっついて残り、そこから芽を出して生長します。食品としては、茎の長い部分を使用したものは「長ひじき」、先端のやわらかい部分は「芽ひじき」と呼ばれます。
ズッキーニの海苔ナムル
材料(3〜4人分)
- ズッキーニ
- 1本(150~200g)
- 焼き海苔
- 1枚
- 塩
- 小さじ1/4~1/4強
- ゴマ油
- 小さじ1
- 白ゴマ
- 適量
つくり方
- ズッキーニは洗って、へたの反対側を薄く切り落とす。へたの部分を持ち、スライサーで薄くスライスしてボウルへ入れる。
- ❶に塩を加えて全体に行き渡るように混ぜ、5分ほど置く。
- ズッキーニがしんなりしたら、焼き海苔をちぎって加え、ゴマ油も加えて和える。
- 器に盛り付け、白ゴマをトッピングする。
● ノリ[紅藻]
ノリは、紅藻類の中のウシケノリ目ウシケノリ科のうち、葉っぱのような形を持つ種類の総称。ただし、現在おにぎりやお寿司に使われる黒い板状のノリのほとんどは、養殖された「スサビノリ」という種類からつくられています。「アオノリ」や「オゴノリ」も名前に「ノリ」がつきますが、別の仲間です。
刺身の塩昆布〆丼
材料(2人分)
- 刺身(好みのもの)
- 200g
- 塩昆布
- 大さじ1と1/2(7〜8g)
- ゴマ油
- 小さじ1
- ご飯
- 300g
- きざみ海苔
- 適量
- 白ゴマ
- 適量
- カイワレ大根
- 適量
つくり方
- 刺身は、ペーパータオルでドリップをしっかり取り除いてボウルへ入れる。
- ❶に塩昆布・ゴマ油を加えて和え、冷蔵庫で30分以上置く。
- 器にご飯を盛り、数分置いて少しだけ冷ましてからきざみ海苔をのせる。❷を並べ、白ゴマ・カイワレ大根を添える。
● コンブ[褐藻]
マコンブ、リシリコンブなどコンブ科の海藻の総称。大きいものでは、長さが10m以上にもなります。多年生で、1年目のものは一旦枯れてしまい、残った根元から再び伸びた2年目のものが採取され、食用になります。主な産地は北海道で、国産昆布の90%は北海道でとれたもの。
琥珀糖
材料(天板1枚分)
- 粉寒天
- 4g
- 水
- 1カップ
- グラニュー糖
- 300g
- 好みのシロップ(かき氷シロップ、フルーツシロップなど)またはジャム
- 20~30g
つくり方
- 小鍋に粉寒天・水を入れて強火にかけ、沸騰したら1~2分混ぜながら寒天を煮溶かす。
- 中弱火にしてグラニュー糖を加え、混ぜながらさらに5~10分煮る。
- とろみがつき、糸状に垂れるようになったら火からおろす。
- シロップまたはジャムを加えて混ぜ(ジャムの場合は少量の寒天液で溶いてから加える)、水で濡らしたバットに流して固まるまで置く(バットに流してからシロップを垂らして、竹串などでマーブル状にしても良い)。
- 固まったらバットから取り出し、手でちぎって(包丁でカットしたり型で抜いてもよい)、オーブンシートに並べ、3~7日間ほど乾燥させる(片面が乾いたら裏返す)。
● オゴノリ[紅藻]
ヒモのように細い円柱状の海藻で、長さは20~50cmほど。色は褐色ですが、茹でると緑色になり、刺身のつまとして使われるほか、テングサとともに寒天の原料になります。ただし、自分で取ったオゴノリを食べて食中毒を起こした例もあるので、海岸などで見つけたものを食べる場合は十分に注意が必要です。
撮影場所:栃木ハウス [progressive modern]
撮影:b-studio
コーディネート:湯原耐子
レシピ:杉本智恵美
ヘアメイク:Sarina
モデル:紗季(さき)さん、葵子(きこ)さん(4歳)
※この記事はクルール2026年7・8月号の「特集」を加筆・修正して掲載しています