30代3人家族の家計簿公開!持ち家と子どもを4人欲しいけれど…【ママFP西山美紀さんが診断】

2023年11月23日

クルール読者の家計簿をママFPが診断!

ママFP 西山美紀さんがクルール読者が公開した家計簿を診断。

今の家計の問題は何?
どの費用が節約できる?

子育て家族のお金の悩みを3つのポイントで解説。自分たちにも実際に生かせるアドバイスが見つかるはずです。

もくじ

  1. 持ち家と子どもを4人欲しいけれど…
  2. 今後の夢をかなえるために貯蓄額の上乗せの検討を
  3. 教えてくれたのは…

持ち家と子どもを4人欲しいけれど…

「パパとママで18万円ずつ生活費を出してやりくり中。持ち家と子どもを4人欲しいけれど…」というご相談です。

相談者のプロフィール

ママ33歳・パパ35歳・2歳(女の子)・第2子出産間近

  • 賃貸マンション
  • 車1台(車両ローンなし)

相談者's 家計簿

パパ月収(手取り)
25万円
ママ月収(手取り)
29万円
児童手当
1万円5000円
収入合計
55万5000円
パパボーナス(手取り)
不明
ママボーナス(手取り)
120万円
貯蓄
200万円+α
ママの定期預金200万円と、児童手当貯蓄分。夫の貯蓄額は不明。

1カ月の支出表

住居費(家賃)
71,000円
食費
30,000円
スマホ(2人分)とWi-Fi代
15,000円
水道高熱費
35,000円
日用品代
10,000円
保育園代
50,000円
子ども習い事代(水泳)
7,000円
ガソリン代
10,000円
特別費
20,000円
定期預金
50,000円
終身保険
30,000円
児童手当を貯金
15,000円
投資信託
100,000円
つみたてNISA※ママのお金から
33,000円
iDeCo※ママのお金から
12,000円
支出合計
343,000円
※子どもの学資保険が、年払いで約50万円(10年払込)。
※「特別費」は、行事や旅行などで使っているお金の平均額。

チェックポイント❶

住宅購入資金と学費の準備のため、パパに相談して毎月の預貯金を増やそう。

チェックポイント❷

今後の教育費の準備は、預貯金とNISAでの投資信託の積み立ての併用がおすすめ。

チェックポイント❸

夫婦でお金の話がしにくければ、月の収支や今後のプランを書き出して、話のきっかけに。

今後の夢をかなえるために貯蓄額の上乗せの検討を

夫婦共働きで、ママは第2子出産を控えて産休中です。夫婦で月18万円ずつ出して、計36万円でやりくりしてがんばっていますね。

ただ、パパとはお金の話がしにくく、ボーナスや貯蓄は不明だそう。
パパは手取り約25万円で生活費18万円を入れているため、小遣いが約7万円の計算。今後一軒家の購入を考え、子どもを4人ほしいとのことで、少々大変ですが、生活費を少し上乗せできないか相談しましょう。例えばパパと20万円ずつ出すことを検討してみては。(厳しければボーナスから追加でも)。また、スマホ代を見直せば、月4000円は浮きそうです。

増えた月4万4000円のうち、月3万5000円を今の定期預金積立に上乗せすれば、200万円の定期預金が、5年後に約700万円になります。この一部でマイホームの頭金にできそう。
あとの月1万円ほどは、第2子の教育費として別の口座に貯めましょう。そのうち3000円でNISAの積み立ても一案。ママのNISAでの投資信託の積み立てとiDeCoも、ぜひ続けていきたいですね。

さらに、子どもの大学費用として、高3夏までに一人300万円以上(国公立大の場合)を目安に準備を。
ご相談者さんは、児童手当を全部貯めて、学資保険もあるので大丈夫そうですね。
ただ、今は超低金利なので、第2子以降は学資保険よりも、預貯金と投資信託の積み立て(NISAで)との併用がよいかと思います。

今後住宅購入や子育てのことを考えると、早いうちに夫婦でお金の話ができるといいですね。
収支一覧表や今後のプランを書き出すと、話しやすいと思いますよ!

教えてくれたのは…

西山 美紀さん
西山 美紀さん

ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる! お金の増やし方』(主婦の友社)も好評発売中!

twitter @writerN1225

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