2023年7月7日
自分のペースで、ムリしない。
働くママにインタビューしました。
太郎田 笑梨さん
9歳・6歳の男の子のママ。
大学で社会福祉を学んだ後、主に接客業などに従事。次男出産を機に退職後、ボランティア団体「Baby-smile」を立ち上げ、中学校などで「いのちの授業」を行う。
今年4月から、自宅近くの高校で「福祉」の非常勤講師として働く。
家族で開催した「エレクトーンホームコンサート」は、長男は木琴、次男は歌、ママはエレクトーン、パパはカスタネットの合奏でフィナーレ!
「いのちの授業」では、「妊婦体験セットを付けて寝返りをうつ」などの体験も。市販の妊婦体験セットは高価なので、抱っこ紐を再利用して手づくり。
就職と同時に地元を離れ、結婚・出産を経て、知り合いがいない土地で子育てを始めた私。話し相手は夫だけで、昼間は何をしていいかわかりません。
そんな頃、乳児やその親、妊婦とのふれあいを通して、中学生にいのちの尊さを教える「いのちの授業」を行う団体が隣の市にあると知り、乳児だった長男を連れて参加してみたんです。
「いのちの授業」は、思春期である中学生に「みんなの命は、お父さんお母さんが大切にしてきた命なんだよ」と伝えながら、協力者である母親自身も社会との接点を持ち、「必要とされている存在だ」と感じられる活動。
大きな意義を感じ、ぜひ活動を続けたかったのですが、私の住む市には団体がありません。
それなら、私がつくるしかない!
周囲に声をかけて、仲間を集め、長男が3歳、次男が0歳のときに団体を立ち上げました。
団体を立ち上げた6年前、最初に訪問授業で訪れたのが近くの高校でした。
授業の際、「高校の教員免許を持っている」と話したことから、「ボランティアの経験を生かして非常勤講師として教えてみませんか」と声をかけていただき、この4月から、毎週3時間の授業を受け持つことになりました。
やりたいことがあっても、「子どもがいるから」と諦めてしまうママも多いと思うんです。
子どもを預けたりできるといいけど、私は両実家とも遠いし、一時保育も思うように利用できなかったりして、預け先も見つかりませんでした。
でも、思い切ってボランティア団体を立ち上げてみたら、子ども連れでも、訪問授業も打ち合わせもできてしまいました。
もし今迷っている人がいたら、「こうすれば子どもがいてもできるかな」と考えてみてほしいですね。
■ ピンク色の時間帯は子どもと過ごす時間
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