簡単ドレッシングの作り方♪身近な材料で手作りしよう!おいしいレシピ6選

2021年8月31日

【2013年4月号〜2014年2月号掲載】

おうちで!調味料ラボ
できたよ、わたしの味


市販のドレッシングもおいしいけれど、ポイントさえつかめば家庭でも簡単においしく手作りできます。
身近な材料で自家製オリジナルドレッシング・ソースをつくってみませんか?

サラダやごはんのお供にぴったりなおすすめレシピをご紹介します。
アレンジ次第でいろんな料理に活用できますよ。


 
もくじ

◉アレンジ自在!簡単ドレッシング
◉ひと味違うできたてマヨネーズ
◉トマトで万能ケチャップ
◉使い道色々!便利な昆布つゆ
◉味が引き立つバーニャカウダ
◉たっぷり生姜のごはんのお供
◉教えてくれたのは…

アレンジ自在!簡単ドレッシング


アレンジ次第でいろんなサラダの味が楽しめます

手づくりドレッシングはポイントさえつかめば、家庭でも簡単においしくつくれます。

まずは材料とその分量から覚えましょう。分量には黄金比があります。油大さじ2、酢大さじ1、塩小さじ1(醤油を使う場合は大さじ1)。あとはお好みで砂糖をひとつまみ。

洋風にするなら油をオリーブオイルにしたり、酢をワインビネガーやバルサミコ、柑橘果汁に変えて。中華風なら油をごま油にするなど、組み合わせを変えて楽しんでみませんか。

さらに、すりおろした玉ねぎやりんごを加えるのもおすすめ。水気を絞ってから加えます。ドレッシングを和える前に、サラダの野菜はしっかり水気を切りましょう。食べる直前に和えるとおいしいサラダのできあがりです!
 
 
  【 材料 】

* オイル
* 
* 酢またはレモン汁


【作り方】

❶ 器に塩と酢を入れ、塩が溶けるまでよく混ぜます。

❷ ①にオイルを加え、乳化するまで混ぜて、できあがり。2~3日中に使い切りましょう。

  
 
アレンジレシピ
ニンジンのリボンサラダ
 
【ドレッシングの材料】
* オリーブオイル 大さじ2
* 塩 小さじ1
* レモン汁 大さじ2
* はちみつ 小さじ1

【作り方】
ピーラーでリボン状にひいたニンジンに、ドレッシングを和えればできあがり。

ひと味違うできたてマヨネーズ


マヨネーズは材料の鮮度が味の決め手
できたてを美味しく食べよう

マヨネーズの材料は酢と油と卵黄。酢と油を卵黄で乳化させるとマヨネーズになります。

手づくりしてみるとわかりますが、材料のほとんどは油。だから、上質で新鮮な油を使いましょう。サラダ油はいろいろ種類がありますが、香りが強くコクのある大豆油より、紅花やキャノーラ油など香りが弱く、あっさりしたもののほうが適しているようです。

また、酢を使いますので変質を避けるため、ステンレスではなく、ガラスのボウルを使いましょう。砂糖はツヤ出しのために、辛子は隠し味程度に使います。お手元にあれば入れてみてください。卵は新鮮なものを使い、できたマヨネーズは1週間ほどで食べきってください。
 
 
  【 材料 】

* 全卵 1個(室温に戻す)
* 酢 大さじ1
* 塩 小さじ3/2
* 油(サラダ油等)200cc
* 砂糖 ひとつまみ
* 辛子(チューブタイプ)小さじ1
※ハンドミキサー使用


【作り方】

❶ ボウルに全卵と酢を入れてよく混ぜ合わせ、塩を加えて混ぜる。
❷ ①に油を少しずつ加えながら混ぜる。
❸ とろっとしてきたら仕上げに砂糖と辛子を加え、混ぜ合わせたらできあがり。

  
 
アレンジレシピ


ツナとれんこんのサンドイッチ
 
【材料】
* れんこん 150g
* ツナ缶(水煮)1缶(水気を切っておく)
* マヨネーズ 大さじ3
* 塩、こしょう 少々
* サンドイッチ用食パン 適量

【作り方】
❶ れんこんはいちょう切りに薄くスライスして、熱湯でさっと茹でたら冷水につけてしゃきっとさせ、水気を切る。
❷ れんこん、ツナ、マヨネーズを合わせ、塩コショウで味を整える。
❸ ②をパンに挟んだらできあがり。

トマトで万能ケチャップ


トマトソースやジャムみたいな仕上がりの
ちょっぴり甘めのケチャップ

 

南米が原産といわれるトマトは、新大陸発見によってヨーロッパに伝わり、そこから移民たちによって再びアメリカにもたらされました。

ケチャップは当初トマトの保存用につくられましたが、今ではアメリカを代表する調味料になりました。甘酸っぱい味付けになったのはさほど昔ではなく、20世紀中頃になってからだそうです。

今回のレシピはいつものケチャップとして使うほか、パンやチーズはもちろん、餃子みたいにこってりしたものや、焼いた白身魚などのソースにもピッタリ!これから旬のトマトでぜひつくってみてくださいね。
 
 
  【 材料 】

* 湯むきしたトマト 500g分
* 玉ねぎみじん切り(小) 1/2個分
* セロリみじん切り 1/3本分
* 砂糖 大さじ2
* 生姜みじん切り 1片分
* ローリエ 1枚
* シナモン 小さじ1/3
* バジル(乾燥) 小さじ1/3
* 酢 大さじ1
* 塩 小さじ1/2


【作り方】

❶ 酢、塩以外の材料を鍋に入れて火にかける。
❷ 煮立ったら弱火にしてアクを取り除きながら、木べらで底が見えるくらいまで煮詰める。
❸ 仕上げに酢と塩を入れ、一煮立ちしたらできあがり。

 
 ※保存期間:冷蔵庫で2週間程。作ってから2、3日すると馴染んで味がUPします。

 
アレンジレシピ


チキンピカタ
 
【材料】2人分
* 鶏胸肉 1枚
* 小麦粉 大さじ2
* カレー粉 小さじ1/2
* 溶き卵 1個分
* 塩、こしょう オリーブオイル 適量
* 手づくりケチャップ 適量

【作り方】
❶ 鶏肉は筋と皮を取り除いてからそぎ切りにし、塩、コショウで下味をつける。
❷ 小麦粉とカレー粉を合わせておく。
❸ 鶏肉を②→溶き卵の順でつけ、オリーブオイルをひいたフライパンで中火で両面焼いたら出来上がり。手づくりケチャップを添えていただく。

使い道色々!便利な昆布つゆ


ベーシックな昆布だしのつゆの素
素麺や煮物などいろいろな料理に使える

今回は昆布を使ったつゆの素をご紹介します。甘めのつゆなので、煮物は甘みを加えずに使えます。

親子丼や素麺汁には薄めて使ってください。揚げびたしは粒マスタードをアクセントに。暑い日にはよく冷やして召し上がってください!

昆布つゆのベースとなる醤油は通常、醸造の最終段階で酵素の働きを止めるために火入れをしますが、その時、香ばしい香りも生まれます。

「生醤油(きじょうゆ)」は火入れをしていない分、色が鮮やかですが香りはおとなしめなので、料理の仕上げに垂らして火入れをすると、香りが引き立ちます。「醤油」と「生醤油」を使い分けてみるのもおすすめです。
 
 
  【 材料 】

* 醤油 120cc
* みりん 90cc
* 砂糖 大さじ4
* 水 大さじ2
* 昆布 3㎝角


【作り方】

❶ 材料を鍋に入れて火にかける。
❷ 沸騰したら弱火にしてアクをとり、3分程したら火を止めそのまま冷ます。

 
 ※清潔な瓶などで保存し、2週間ほどで使いきりましょう。

 
アレンジレシピ


揚げびたし
 
【材料】
* 鶏胸肉 1枚
* ピーマン 3個
* 茄子 2個
* かぼちゃのスライス 4枚

【つけ汁】
* 昆布つゆ 100cc
* 水 100cc
* 粒マスタード 大さじ2
* 酢 大さじ3
* ごま油 大さじ1
* 揚げ油 適量
* 小麦粉 適量

【作り方】
❶ ピーマンは縦半分、茄子は縦に4等分、鶏肉は一口大に切り小麦粉をまぶしておく。つけ汁の材料を合わせておく。
❷ 野菜を素揚げしてから鶏肉を揚げ、つけ汁につけ、冷蔵庫で冷やしたらできあがり。

味が引き立つバーニャカウダ


料理のソースとしても相性抜群!
イタリアの郷土料理 バーニャカウダ

バーニャカウダはイタリア、ピエモンテ州の郷土料理で「バーニャ=ソース、カウダ=温かい」という意味です。

熱々に煮立ったバーニャカウダを旬の野菜に添えれば、野菜がたくさん食べられます。つくりおきしておけばパスタソースとしても便利。キャベツやきのこ類との相性も抜群なので試してみて。

オリーブオイルの中でも、エクストラバージンは収穫してすぐ絞ったものなので、鮮度は抜群。栓を開けたらなるべく早めに使いきりましょう。お好みの味のものを探すのも楽しいですね。冷蔵庫で保存すると油が固まりますが、常温にすれば戻ります。一カ月ほどで使いきりましょう。

 
 
  【 材料 】

にんにく150g
牛乳適量
アンチョビ(オリーブオイル漬け)60g
エキストラバージン・オリーブオイル300cc
* 季節のお野菜お好みで


【作り方】

❶ Aは皮と芯を取り除く。鍋に、Aが浸かるくらいBを入れ、弱火でやわらかくなるまで茹でる。
❷ Aをざるに上げ、C(オイルも使用)、Dを合わせミキサーに。
❸ 再び鍋に戻してソースが沸騰するまで焦げないよう混ぜながら火にかける。

 

 
アレンジレシピ


ポテトグラタン
 
【材料】
* じゃがいも 300g
* 生クリーム 100cc 
* ピザ用チーズ 50g
バーニャカウダ 大さじ1と1/2

【作り方】
❶ 皮をむいたじゃがいもを3㎜の薄切りにして水にさらし、耐熱皿に並べてふんわりラップし600wで3分加熱。
❷ グラタン皿に①を並べてAを絡め、生クリーム、チーズをのせて焦げ目が付くまでオーブンで焼く。

たっぷり生姜のごはんのお供


薬味だけじゃもったいない!
色んな料理と相性抜群の生姜レシピ

生姜の辛味成分は「ジンゲロン」と「ショウガオール」。「ジンゲロン」は血行を促進して体を温める作用のほか、殺菌作用もあります。

また、「ショウガオール」には抗酸化作用があります。原産地は熱帯アジアで寒さに弱いため、冷蔵庫での保存より常温がオススメ。すりおろして少量ずつ冷凍しておいても便利です。

薬味としての出番が多い生姜ですが、工夫次第でおいしくたくさん食べられます。ぜひ今回のレシピで常備菜にしてみてください。ご飯との相性はもちろんのこと、うどんや豆腐に添えたり、いなり寿司にしたり、納豆と混ぜたりと、お好きなアレンジを楽しめますよ。
 
 
  【 材料 】

* 生姜 150g
* 油揚げ 1枚
* 削り節 1パック
* 醤油 大さじ2
* みりん 大さじ4
* 酢 大さじ1
* 水 120cc


【作り方】

❶ 生姜は皮を剥き、みじん切りにする。油揚げは油抜きをしてから1cm角に切る。
❷ 鍋に削り節以外の材料をすべて入れて火にかけ、沸騰したら弱火で15分ほど煮る。
❸ 仕上げに削り節を加えたらでき上がり。

 

 
ご飯のお供 アレンジレシピ


玉子焼き
 
【材料】2人分
* 卵 2個
* たっぷり生姜のご飯のお供 大さじ2
* 塩 ひとつまみ
* サラダ油 適量
* 青ネギ 適量

【作り方】
❶ ボウルに溶き卵と塩を入れる。
❷ 卵焼き用フライパンにサラダ油を塗って熱し、溶き卵1/3を入れて「たっぷり生姜のご飯のお供」を乗せて巻く。
❸ 残りの溶き卵を2回に分けて入れて巻く。皿に盛り青ネギを散らす。

教えてくれたのは…

真田 祥子さん

野菜ソムリエ、調味料マイスターの資格を活かし、料理教室や企業のレシピ開発などを手がける。

※この記事はクルール2013年4月号〜2014年2月号「おうちで!調味料ラボ」を加筆・修正して掲載しています




 
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