2024年5月5日
叱らなくてもかたづく「しくみ」をつくる。
「子どもがおもちゃを片づけない」「せっかく片付けてもすぐに散らかってしまう」とついイライラしてしまうママは多いのではないでしょうか。
そこで子どもたちに「片付けなさい!」と叱らなくてよい収納の「しくみ」をご紹介します。
※2024年5月5日更新
おもちゃを自分で片付けられる
おもちゃ箱のフタをなくす
子どもが開けにくいフタ付きの箱だと、かたづけだけでなく遊ぶ意欲もダウン。特に市販のブロックの箱はフックもあって、小さな子には開け閉めできません。そこでおすすめなのが、軽くて大きすぎない、フタなしの取手付きケース。種類ごとに分けて同デザインで揃えると見た目もすっきり。イラスト付きのラベルがあれば小さな子でも理解できます。
季節に合った服を自分で選べる
「どれを選んでもOK」な
服しか置かない
もう暑いのに冬の服に着替えて、否定されるとかんしゃくを起こす…そんなことはありませんか?小さいうちは「どれを選んでもOK」にできるよう、季節外れのものは、別の場所で保管。子どもが自分で取り出せるコーナーには、数を絞った必要最低限の服しか置かないようにしましょう。
洗濯した服を自分でしまえる
服は、持ち主ごとに
専用のカゴへイン
自分の服は自分でしまえるようになってほしいもの。そこで用意するのは、家族の人数分の洗濯カゴ。洗って乾いた服は、持ち主ごとに仕分けして、それぞれのカゴへぽんぽんと入れておき、たたんでしまうのは各自で。たくさんあると億劫に感じる洗濯物も、自分のものだけなら納得いくし、すぐ終わる!とイメージできてやる気がでますよ。
お茶碗を食器棚から取り出せる
家族分のお茶碗は
まとめて1個のカゴへ
子どもにも自分で出せるようになってほしい、お茶碗やお椀。そんな場合は、家族分のお茶碗とお椀をひとつのカゴに入れて、食器棚へ。引く動作が増えて面倒にも思えますが、子どもの小さな手には「重なった食器を取り出して運ぶ」ことが難しいので、実はカゴごと出して持ち運ぶ方がスムーズです。
ゴミを分別して自分で捨てられる
イラスト付きのラベルを
それぞれの袋に吊るす
子どもにもゴミの分別を教えたいけど、種類ごとにゴミ箱を用意するのは、場所を取る…。そんなときは、つっぱり棒にカードリングで分別の数だけ目玉クリップを吊るし、レジ袋を留めます。クリップに種類ごとのゴミを描いたラベルを下げれば、子どもにも一目瞭然!クリップの色をそれぞれ変えても。
お風呂におもちゃを散らかさない
ポールに吊るしたカゴに
入るだけ、と決める
お風呂を嫌がる子にも欠かせない、お風呂のおもちゃ。でも、たくさんあるとごちゃごちゃするし、水垢やカビも心配です。そこで、「おもちゃは3個まで」と決め、S字フックでポールに吊るしたカゴに入れるようにすれば、散らかり防止に。自分が選んだ3個なら子どもも納得。水はけもよく、掃除もラクになりますよ。
習いごとの用意が自分でできる
習いごとの種類ごとに
ボックスで管理
今年から新しく習いごとを始めた、という子もいますよね。でも、練習着や道具をあちこちにしまっていると、「ママ、あれがないー」と準備に時間がかかって、遅刻の原因にも。そこで、習いごとの種類別にボックスを用意。それぞれラベルをつければ、子どもも自分で用意ができ、忘れ物の防止にも。
外遊びで汚れた靴下を自分で洗える
お風呂場の一角に
小さな洗濯板と石鹸を置く
外で思いっきり遊んで、靴下は真っ黒、洗濯機ではなかなか落ちない…。こんな汚れを見るとうんざりしますね。そこで、お風呂場の一角に小さな洗濯板と、泥汚れに強い固形石鹸を常備。ゴシゴシこすれば、みるみるうちに落ちていく汚れを見て、「汚れたらすぐに自分で洗う」意識が身に付きます。
読みたい絵本を自分で選んで楽しめる
絵本を季節でローテーション
表紙が見えるようにラックへ
絵本はたくさんあるけど、子どもが読む本はいつも同じ。読まない本で本棚はギュウギュウ、自分で選べないし、取り出せない…。そんなときは、読まない本は思いきって押入れにしまい、よく読む本は選びやすいよう、表紙が見えるようにラックへ。季節ごとに入れ替えれば、今まで読まなかった本に目がいくかも。
一緒に大掃除に参加できる
子ども用の
「掃除道具セット」を用意する
大掃除の季節、子どもも一緒に作業できたら素敵ですね。でも、子どもには掃除用具が大きすぎたり、多すぎて選べなかったりと、スタート地点でくじける場合も。そんなときは、子ども専用の大掃除セットを用意。特に、100均のペットボトルにつけるブラシは、サッシレールなどの掃除に便利で、子どもにおすすめ。。
作品を見て達成感を味わってほしい
子どもの作品を
「季節のディスプレイ」に
飾ってすぐは素敵に感じた子どもの絵。でも、いつしか日常に溶け込んでしまいます。そんな「景色化」を防ぐには、定期的に入れ替えること。市販のボトム用のシンプルな木製ハンガーを使えば、簡単に絵が替えられて、季節を感じるディスプレイの完成ですよ。
目の届くリビングで散らかさずに学習
1段だけのカラーボックスを
学習デスク代わりに使う
「小さいうちは親の目の届くリビングで宿題を」という家庭も多いですよね。でも、テーブルが勉強道具で占領されるのは困る、かといって学習デスクを置く場所はない…そんなときに活躍するのが、組み合わせ式のカラーボックス。正方形の1段だけを机代わりにすれば、省スペースで持ち運びも便利!自分で戻しやすいので、使った後は元に戻すことを習慣化しやすくおすすめです。
3児の母。株式会社SSS-Style-Plus代表取締役。NPO法人ハウスキーピング協会認定講師・二級建築士・キッチンスペシャリスト・インテリアコーディネーター等資格を保有。親・子の片づけマスターインストラクターとしても活動中。
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