払っているお金の内容がわからないと危険です。家族でしっかり確認しよう!
パパが単身赴任中で家計管理がうまくできず、「貯蓄が増えず不安」とお悩みの2児のママです。
相談者のプロフィール
ママ38歳・パパ39歳・
8歳(男の子)・4歳(女の子)
- 購入1軒家
- 車2台(車両1台のみ60万円の要返済あり)
相談者's 家計簿
- パパ月収(手取り)
- 38〜44万円
- ママ月収(手取り)
- 4〜5万円
- 児童手当
- 2万円
- 収入合計
- 44万〜51万円
- パパボーナス(手取り)
- 100万円
- ママボーナス(手取り)
- 0円
- 貯蓄
- 1300万円
内訳:定期預金500万円、株・投資信託300万円などを含む。
1カ月の支出表
- 住居費(ローン返済込)
- 130,000円
- パパ単身赴任先駐車場代
- 9,000円
- 食費
- 50,000円
- 外食費
- 10,000円
- 交際費
- 5,000円
- スマホ代(2人分)とネット代など
- 40,000円
- 水道光熱費
- 15,000円
- 日用品代
- 20,000円
- 保育園代(給食費)
- 4,000円
- 学校の給食費
- 5,000円
- 習い事代(水泳・ダンス)
- 13,000円
- 車関連費用(ガソリン等)
- 30,000~60,000円
- 車両残債型クレジット支払
- 23,000円
- パパ小遣い
- 特に決まっていない
- ママ小遣い
- 特に決まっていない
- パパ会社の持ち株会
- 30,000円
- 掛け捨て保険
- 20,000円
- 積立型の保険
- 15,000円
- 支出合計
- 419,000~449,000円
+夫婦の小遣い使用
チェックポイント❶
ついクレジットカードで使いすぎる場合は、銀行口座から即時で引き落とされる「デビットカード」がおすすめ。
チェックポイント❷
通信費や保険料など、払っているお金の内容がわからないと危険です。家族でしっかり確認しよう!
チェックポイント❸
節約をがんばるのは、なかなか大変で限界があるもの。節約と同時に、収入アップにもトライを。
まずは1カ月間の支出を確認しムダを削って余裕をつくろう
貯蓄1300万円!がんばりましたね。ただ最近は貯蓄ができていない様子。
子どもの成長とともに支出が増えることに備え、まずは現状把握を。1カ月の支出を書き出し、要不要を確認しましょう。
パパが単身赴任中で、クレジットカード払いで出費が多いのが悩みだそう。会社の経費は会社のカードを使うとして、パパ個人では「デビットカード」を使うのも手。銀行が発行するカードで、VISA デビットカードなら、VISAのクレジットカード感覚で使えます。
ただクレジットと違うのが、使える上限額が口座残高で、決済と同時に引き落とされるところ。決済のたびに「口座に今何円あったかな」と意識が働くので使いすぎを防げます。
例えばソニー銀行のデビットカードは、キャッシュバックもあってオススメです。 スマホ・ネットなどで計4万円。パパが管理で内訳不明だそうなので、ぜひ夫婦で確認を。不要なオプションなどをカットすれば、月数千円ほど浮くかも。その分を貯蓄に回しましょう。
また、複数入っている保険も内容がわからないそうで、何かあったときに保険金請求ができないと大変。夫婦で確認しましょう。「ファイナンシャルプランナーに相談したら『夫婦で確認するとよい』と言われた」とパパに伝えてもいいですね。
また、収入アップができれば、節約よりもスムーズにいくかも。ママは扶養内で仕事を増やせるそうなので、無理のない範囲でトライを。子育てが落ち着いてきたら派遣社員か契約社員などを検討し、社会保険に加入できるとベスト。社会保険料の支払いはありますが、老後に受け取る年金が増えるので、将来の安心感がアップしますよ!
教えてくれたのは…
西山 美紀 さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。
Twitter @writerN1225