持ち家一軒家を一括払い!専業主婦の妻はいつから働く?【ママFP 西山美紀のMoney lesson】

2020年6月1日

【2019年8月号掲載】
読者の相談に、ママFPの西山美紀さんが家計診断!

 
もくじ

1.今回の家計のお悩みは
・チェックポイント❶ 一戸建てを一括払い!住居費がないため月11万円の貯蓄が可能に
・チェックポイント❷ 夫婦で同じ金額の小遣い!夫婦でよく話し合い納得をした上の金額です
2.考え抜いた出費に無駄はなし!仕事はぜひ少しずつ始めて
3.教えてくれたのは…

今回の家計のお悩みは

住居費はかからないけれど、「今後の教育費を考えると働きに出るべき?」と子ども3人のママのお悩みです。


今回のお悩みママの1カ月の家計



   
 

月11万円もの貯蓄は、以前親御さんと同居していたときに、将来のことを考えて始めたものだそう。
そして驚くべきは、「身の丈を考えて1,500万円ほどの一戸建て」を見つけて、一括払いで買ったこと。ローンの支払いがないので、家計にゆとりがあり、月11万円の貯蓄を今もそのまま続けられているそう。
素晴らしいです!

 

   
 

小遣いの金額を決めていないご家庭もあるかもしれませんが、金額を決めても夫婦のストレスになることが多いもの。
ご相談者さんは、仕事で必要なもの(パパの平日のランチ代や会社の飲み会代等)は生活費から出し、個人的に欲しいもののみ小遣いからということで、夫婦同額の1万円に。
夫婦でよく話し合っている証拠ですね。

考え抜いた出費に無駄はなし!仕事はぜひ少しずつ始めて

今回の相談者さんは、驚くほど無駄な出費が見当たりません。手取り約28万円から毎月11万円を貯めていて、「がまんする節約は幸福度が下がるので、食材の特売などを見つけ、料理を工夫」と節約にも前向き。レシートを取っておいて夫婦で毎月事後精算をするなど、自然と家計管理ができています。格安スマホや保険の年払い(割安になることが多い)など、固定費も上手に抑えていますね。お小遣いが夫婦同じというのも、めったにお見かけしない好例です。

今後増える教育費のことも考え、ママが仕事をした方がいいか悩まれているそう。気持ちと時間に余裕があれば、ぜひ今から少しずつ始めることをおすすめしたいです。なぜなら、仕事のブランクが長くなると、腰が重くなるから。パパの会社の配偶者扶養手当がしっかりあるので、まずはそれを外れない範囲で始めてみては。この貯蓄ペースなら最低限の教育費は貯まりそうですが、お子さんが将来私立大進学や留学等の希望が出てくるかもしれないという点でもおすすめです。人生100年時代といわれ、子どもが独立した後も長い人生が続きます。何かしら仕事があると、収入だけでなく、日々の張り合いもあり、人生がより豊かになると思います!

教えてくれたのは…

西山 美紀 さん 


ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。
All About貯蓄ガイド。12歳の男の子と10歳の女の子のママ。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。
   




 
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