仕事スキルで年末年始を乗り切ろう!【わが家の働き方改革】

2020年11月9日

【2018年12月号掲載】
今までの仕事と家庭の関係を見直して、 これからの「共働き」を考えよう。
 
もくじ

1.作業の見える化、タスクの細分化をしよう!
2.外部の力をどんどん使おう!
3.振り返りをして来年に活かそう!
4.今回のPoint
5.教えてくれたのは…

作業の見える化、タスクの細分化をしよう!


育児・家事・仕事で大忙しなところへ、さらにのしかかってくるのが年末年始の準備。でも大丈夫!年末年始のタスクも、仕事と同じです。仕事で培ったスキルを活かして、今年はミスなく漏れなく、効率よく終わらせちゃいましょう。

まずは計画。毎年のタスクをリストアップします。ポイントは、年賀状を書く、帰省準備をする…など、ざっくりではなく、作業をできるだけ細分化することです。

たとえば、年賀状を自宅プリンターで印刷するわが家の場合、その作業を細分化すると、宛名リストを更新、夫婦のリストを合体して、必要枚数を出す。郵便局へ行って年賀状を購入。写真を撮って選択し、デザインを2案出して夫が選ぶ。宛名は夫婦それぞれに印刷、手書き部分を書いて、投函――となります。

元旦に届くよう25日までに投函するには?と逆算すると、およそのスケジュールが見えてきます。それぞれのタスクにどのくらい時間がかかるかを見積もり、具体的なスケジュールに落としこんだら、あとは実行するのみ。

タスクを小分けにしているので「今日は年賀状を買うだけ、10分」「今日は喪中ハガキと宛名リストを照合する、10分」と、すき間時間にサクサクと片づけていけます。これなら、年賀状という一大プロジェクトも、心折れることなく完遂できますね。
 

外部の力をどんどん使おう!


外部とは、夫や子どもなど家族のことです。子どもも大きくなってくると、手伝えることが増えてきます。適材適所で、家族をチームとして活用しましょう。

たとえば、年賀状の購入は、時間の融通がききやすいパパが担当。子どもが字を書けるなら、年賀状の一言コメントをお願いするのもいいですね。自分で書こうとすると悩んでしまうけれど、子どもの字なら、拙くても、かえって喜ばれるものです。

ちなみに、わが家の息子はまだ字が書けないので、ハンコを押してもらっています。「だれにおくるの?」「これだあれ?」などと会話しながら作業すれば、子どもの社会勉強にもなり、お手伝いすることで子どもの自立心も育まれますよ。

振り返りをして来年に活かそう!


年末年始の準備は、終わってみると「こうしておけばよかった」が必ずあるもの。仕事で振り返りをするように、年末年始の準備も振り返りをして、来年に活かしましょう。

中でも、こまめに見直したいのが帰省の持ち物リストです。子ども連れは荷物が多いので、入念に準備したつもりでも「あればよかった」というものが出てきます。とくに、子どもの保険証のように、替えがないものを忘れたら大変(私は忘れて、夫に送ってもらったことがあります…)。なくて困ったものは、リストに追加しておきましょう。

また、子どもが成長するにつれて「去年はスプーンだったけど、今年はお箸でOK」というように、持ち物も変わります。子どもの成長に合わせて、更新することも忘れずに。さらに、手荷物で運ぶ、オムツは送るなど、運ぶ手段や、どこに入れておくと便利かもリストに書き込んでおくと、後が楽です。こうして帰省の持ち物リストを調えておけば、家族旅行や父子旅行、子どもを預けるときなど、普段にも使えます。

タスクのリスト、フローを毎年振り返って改善し、来年はもっと楽をして乗り越えましょう!
 

今回のPoint

教えてくれたのは…

堀江 咲智子 さん 


株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント。
株式会社ノーリツにて商品企画・開発・販売を経験。
女性活躍推進プロジェクトも務め、プロジェクトにやりがいを感じたことから
2012年より現職。5歳の男の子のママ。

 

 

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