国の有形文化財【明石市立天文科学館】。国内最古のプラネタリウムに大人や子どもも大満足!

2020年1月10日

「明石市立天文科学館」は、国の指定登録有形文化財に登録されている歴史ある博物館!

日本の標準時間とされる子午線上にあります。プラネタリウムや展示室など見どころをご紹介します。




 
もくじ

1.明石市立天文科学館とは?
2.キッズプラネタリウムってなに?
3.明石の町を360度一望できる展望室
4.時と宇宙の博物館で時や子午線、宇宙を知ろう!
5.周辺ランチは明石名物「明石焼き」
6.まとめ
7.営業時間、アクセス、駐車場など基本情報


 

1.明石市立天文科学館とは?

 

日本現役最古のプラネタリウム投影機


明石市は日本の標準時間とされている、東経135 度の子午線が通っています。「明石市立天文科学館」は、ちょうど子午線上にある「時と宇宙」をテーマにした博物館です。

子どもの頃に遠足で行ったことがある!という方も多いのでは?1960 年に開館され、なんと約60 年ものあいだ親しまれています。


 

塔時計


日本の標準時間を示す、塔時計は明石のシンボルにもなっています。


 

色んな表情を見せてくれる投影機
 

明石市立天文科学館のプラネタリウムにある投影機は、ドイツのカールツァイス・イエナ社製のもの。

阪神淡路大震災では明石市立天文科学館も被害を受けました。3 年2 か月もの間休館となりましたが、プラネタリウムの投影機は被害をまぬがれ、現在も活躍しています。

300 席あるプラネタリウムでは、その日の夜に見える星空と月ごとのテーマに沿った内容で投影されます。


 

入館者の反応にあわせてマイクで解説されます


毎月変わるテーマは約50 分間の投影。

天文について学ぶことはもちろんですが、解説者の説明が楽しいことでも話題になっています!プラネタリウムの投影機は、解説者の手元で操作されているので、入館者の反応を見ながら生音声で解説しています。


プラネタリウムの投影スケジュールは、
■平日
9:50~(団体予約があるときのみ)、11:10~、13:10~、14:30~、15:50~
■土日祝
9:50~、11:10~(キッズプラネタリウム)、13:10~、14:30~、15:50~
■学校長期休業中
9:50~、11:10~と14:30~(キッズプラネタリウム)、13:10~、15:50~

星座や惑星のほかに、明石の星空の様子が映し出される様子は、普段見ることができない分感動ですよ♡

 

2.キッズプラネタリウムってなに?




明石市立天文科学館のプラネタリウムには、「キッズプラネタリウム」という、幼児や小学校低学年向けの分かりやすいプログラムもあるんです♪

通常は一日に5 回のスケジュールで大人から子どもまで見られる一般投影ですが、キッズプラネタリウムは子どもを対象にしたプログラムです。(平日の一般投影は4 回、9:50~は団体予約があるときのみ)

スケジュールはこちら。
http://www.am12.jp/planetarium/kidspla/kidspla.html

季節にあわせたプログラムで約50分間投影されます。解説者が映像にあわせてわかりやすく説明してくれますので、プラネタリウムがはじめてという子どもでも楽しく星について学べます。



キッズプラネタリウムの開催は
■毎週土曜日・日曜日・祝日
■11:10~
■学校長期休業中は11:00~、14:30~で開館日に毎日開催
(イベント等で内容を変更することがあります)


 

時と宇宙を守るシゴセンジャー

  
明石市立天文科学館から生まれたオリジナルキャラクターが存在します。

時と宇宙を守る「軌道星隊(きどうせいたい)シゴセンジャー」子午線の町を守るヒーロー。キッズプラネタリウムのイベント時等に登場します。

シゴセンジャーが登場するキッズプラネタリウムは当日整理券制です。11:10 からの投影で、整理券は9:30 から配布されます。

スケジュールはこちらからご確認ください。
http://www.am12.jp/shigosenger/index.html

キッズプラネタリウムでは悪役のブラック星博士が操作卓をのっとり、ダジャレを交えて星空解説を行います。

シゴセンジャーとブラック星博士の戦いは子どもたちに大人気!シゴセンジャーの得意技はクイズアタック。シゴセンジャーは暴力がきらいなので、クイズで戦います。


 

ベビーカーのまま入れる席もあります
 

明石市立天文科学館では、ベビープラネタリウムも開催されています。

乳幼児(0才~4才くらいまで)の子どもと保護者対象のプラネタリウムです。
約30 分間の投影で、赤ちゃんと一緒に楽しむことができますよ♪

ベビープラネタリウムは申込が必要です。開催日の1 ヶ月前から電話、またはwebサイトにてお申込くださいね。(定員250 名)

詳細はこちらからどうぞ!
http://www.am12.jp/planetarium/babypla/babypla.html
 

3.明石の町を360度一望できる展望室


 

展望室からの大パノラマ


明石市立天文科学館の13 階と14 階は展望室になっています。

展望室へはらせん階段で上がるか、エレベーターで上がります。エレベーターには東経135 度の線が通っています。

世界一長い吊り橋の明石海峡大橋が一望でき、明石の町や淡路島、西には小豆島や家島諸島などをみることができます。


 

大型双眼鏡もあります
 

まわりに高い建物がないので、ロケーションは抜群!六甲山系の山々や、明石海峡を行きかう船、JRや山陽電鉄線を走る電車を見ることができるので、子どもたちも喜びますね♪


 

88星座を見ることができるらせん階段

 
展望室かららせん階段で降りることができます。

らせん階段は2種類あり、青いらせん階段はビックバンから人類誕生までの約137 億年をカレンダーで宇宙の歴史が学べます。
3 階から14 階までつながるピンクのらせん階段は、88 星座すべてを見ることができます。知らなかった星座もたくさん発見できますよ。



キッズルーム


4 階にはキッズルームがあり、ボールプールや子ども向けの絵本があります。授乳室もありますので、プラネタリウム投影中にぐずってしまう乳幼児も、こちらで過ごすことができるので安心ですね。

4.時と宇宙の博物館で時や子午線、宇宙を知ろう!

 

天文科学館の親時計


3 階の展示室では、パッと目を引く展示物でいっぱい!時のギャラリーではシンボルの大時計の時を調整する機械や、江戸時代に日本で作られた時計など、さまざまな時計が展示されています。
 

  

月の満ち欠けを体験!
 

中に入り、自分が地球になって月の満ち欠けが体験できる装置もあります。


 

スイッチを押すと開く銀河系の模型
 

天文ギャラリーでは、大迫力の大画面で映像が映し出されたり、銀河系が学べる模型などがあります。

 

 

5.周辺ランチは明石名物「明石焼き」

 

魚の棚(うおのたな)マップ

 
明石市立天文科学館から、明石の町の中心まで徒歩で約15 分。明石駅周辺には魅力的なランチができるお店はたくさんありますが、やっぱり食べたい明石焼き!

観光スポットでもある「魚の棚(うおのたな)商店街」は、明石焼きで有名なお店も数軒並んでいます。明石のタコや鮮魚、海産物や食べ歩きもできます。お土産も買えるので、オススメですよ♪

 

6.まとめ


明石市立天文科学館は、小さな子ども連れでも楽しめる博物館!遊んで学べる施設です。

周辺には明石海峡大橋や魚の棚などの観光スポットもあり、明石ならではのプラネタリウムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

7.営業時間、アクセス、駐車場など基本情報

施設名
明石市立天文科学館
住所
兵庫県明石市人丸町2-6
アクセス情報
【車の場合】
・第二神明道路「大蔵谷」I.C.から南西へ約3km
・第二神明道路「玉津」I.C.から国道175号線を南へ約3km、国道2号線を東へ約3km、「人丸前」交差点を北へ
【電車の場合】
・JR明石駅から東へ約1km(徒歩約15分)
・山陽電車人丸前駅から北へ約0.2km(徒歩約3分)
電話番号
078-919-5000
開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日
毎週月曜、第二火曜、年末年始(月曜と第二火曜が祝日となる日は開館、翌日が休館となります) 
駐車場
2時間まで200円(以降1 時間ごとに100 円)
料金
一般:700円
乳幼児、小学生、中学生、高校生は無料

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