30代3人家族の家計簿公開!夫婦のお金はどうまとめたらいい?【ママFP西山美紀さんが診断】

2024年4月27日

クルール読者の家計簿をママFPが診断!

ママFP 西山美紀さんがクルール読者が公開した家計簿を診断。

今の家計の問題は何?
どの費用が節約できる?

子育て家族のお金の悩みを3つのポイントで解説。自分たちにも実際に生かせるアドバイスが見つかるはずです。

もくじ

  1. 夫婦のお金はどうまとめたらいい?
  2. 夫婦二人で貯蓄をがんばる「共通貯蓄」をしてみては?
  3. 教えてくれたのは…

夫婦のお金はどうまとめたらいい?

育休中で、これからマイホームを建てる予定のママ。「夫婦のお金はどうまとめたらいい?」とお悩みです。

相談者のプロフィール

ママ35歳・パパ35歳・2カ月(男の子)

  • 賃貸アパート
  • 車2台(車両ローン残債270万円)

相談者's 家計簿

パパ月収(手取り)
23万円(育休前)
ママ月収(手取り)
23万円(育休前)
児童手当
1万5,000円
収入合計
47万5,000円
パパボーナス(手取り)
60万円
ママボーナス(手取り)
100万円
貯蓄
1,000万円超
預金500万円、投資信託400万円ほどで、ほぼママが保有

1カ月の支出表

住居費
88,000円
駐車場代
6,000円
食費
40,000円
外食費
10,000円
スマホ(2人分)
8,000円
Wi-Fi代
6,000円
水道高熱費
25,000円
日用品代
5,000円
車関連費(ローン返済含む)
40,000円
子ども用に貯蓄(児童手当より)
15,000円
マイホーム用貯金
20,000円
パパお小遣い
生活費を入れて残ったお金
ママお小遣い
生活費を入れて残ったお金
財形貯金(ママの収入より)
50,000円
自動積立定期預金(ママの収入より)
25,000円
投資信託(ママの収入より)
30,000円
保険
10,000円
支出合計
378,000円
+パパママお小遣い

チェックポイント❶

共働きの場合は「共通口座」や「共通貯蓄」をつくるのが選択肢。上手に貯められるはず。

チェックポイント❷

お小遣い制はなかなか難しいので、先に「共通」で集めて、残ったお金をお小遣いにするのも手。

チェックポイント❸

インフレの可能性を考えて、投資の検討も。NISA「つみたて投資枠」で月1~2万円を。

夫婦二人で貯蓄をがんばる「共通貯蓄」をしてみては?

生後2カ月の子どもがいる、育休中のママ。

マイホームの建設が始まり、1年後に住む予定です。
育休前はパパママが月9万5000円ずつ「共通口座」に入れ、共通のクレジットカードで生活費を支払っていたそう。

児童手当は子ども用に貯め、マイホーム用に月2万円の積み立てもいいですね!


貯蓄は、ママは1000万円超ありますが、パパはあまりない様子。
マイホームのローン返済とマイホームの修繕費(屋根や外壁、水回り等)や子どもの教育費の貯蓄などを考えると、夫婦で貯めていきたいですね。

「共通口座」を上手に使っているので、「共通貯蓄」の上乗せを。
パパママあわせて月35~40万円ほどを共通口座に入れ、そこから月10~15万円を共通貯蓄にしてみては。手元に残ったお金を「お小遣い」にするといいですね。
ボーナスは、半分から3分の1ほどを貯められたらベストです。


今後インフレの可能性を考えて、投資も同時進行を。

ママは長年投資信託の積み立てをしていますが、NISAではないので、NISAで始めてみては?

利益が出ても約20%の税金がかからないメリットあり。「つみたて投資枠」はコストが安めで長期投資に向く投資信託がそろっていて、その中から選ぶと◎。
共通貯蓄から、月1万円ほどNISAで投資信託を積み立て、大学以降の教育費の一部にするのも手。仮に年率4%なら、月1万円で17年後には約290万円に、月2万円なら約583万円になる計算。
元本は204万円または408万円なので魅力的ですね。

貯蓄型保険に比べると、売却して現金化もしやすいと思いますし、余ったらそのまま運用を続けて老後資金にするのも一案です!

教えてくれたのは…

西山 美紀さん
西山 美紀さん

ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる! お金の増やし方』(主婦の友社)も好評発売中!

twitter @writerN1225

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