【冬におすすめの絵本】絵本専門士が選ぶ6冊

2023年1月5日

きょう、これよんで
季節を感じる、おすすめ絵本


絵本は子どもの感性を豊かにしたり、読み聞かせで親子の触れ合いが増えたり、子どもの成長によいものとされています。

「子どもに読み聞かせをしたいけど、どんな本を選べばいいの?」「本屋さんに行っても、たくさんありすぎて選べない」というママも多いのではないでしょうか。

今回は絵本専門士の高橋さんに、プレゼントにもうれしい冬のおすすめの絵本を6冊ご紹介していただきました。

ワクワクするストーリーや背中をそっと押してくれる絵本まで、バラエティ豊か!
絵本の力を借りて家族みんなで楽しみませんか?


 
もくじ

1.おすすめ絵本『はなをくんくん』
2.おすすめ絵本『だって春だもん』
3.おすすめ絵本『おかあさん、すごい』
4.おすすめ絵本『はなみず じゅるじゅる せき ごほごほ』
5.おすすめ絵本『ぼくびょうきじゃないよ』
6.おすすめ絵本『エイモスさんがかぜをひくと』
7.紹介してくれたのは…

おすすめ絵本『はなをくんくん』

はなをくんくん

はなをくんくん

文/ルース・クラウス 絵/マーク・シーモント
訳/ 木島 始 発行/ 福音館書店
32ページ
[年齢の目安 3歳から]
動物たちの愛らしい寝ぼけまなこや笑顔、
やさしい「くんくん」という響き、暖かな黄色。
春を迎えるときめきと喜びが感じられます。


一歩前へ!その背中、そっと押してくれます

寒い寒い1月。でも、地面の下では、着々と春の支度が進んでいます。『はなをくんくん』は、春の訪れを描いたロングセラー。冬眠していた動物たちが次々に目を覚まし、はなをくんくん。駆け出した先には、お花が一つ、ありました。モノクロの雪景色に明るく灯る黄色い花を見ていると、自分の中にも、こんな風に花を咲かせる力が蓄えられているように思えてきます。縮こまった体をぐんと伸ばして、新しいこと、始めてみませんか?

おすすめ絵本『だって春だもん』

だって春だもん

だって春だもん

作/小寺卓矢 発行/アリス館
32ページ
[対象 幼児]


凍てつく世界に訪れる春を追った写真絵本。ささやきかけるような文章に誘われ、自然の中の小さな命と一緒に、子どもも大人も心が前へと向かいます。

おすすめ絵本『おかあさん、すごい』

おかあさん、すごい

おかあさん、すごい

作/スギヤマ カナヨ 発行/ママと赤ちゃん社 
24ページ
[対象 3歳から]


お母さんはどうして何でもできるの?
苦手なことにもチャレンジできたのは、あなたの笑顔のおかげです。親子でギュッとしたくなる絵本です。

おすすめ絵本『はなみず じゅるじゅる せき ごほごほ』

はなみず じゅるじゅる せき ごほごほ

はなみず じゅるじゅる せき ごほごほ

文/細谷亮太 絵/つちだよしはる
発行/童心社
28ページ
[年齢の目安 4・5歳から]
風邪は身近なことなので、
子どもたちも真剣に聞いてくれます。
予防したいときにもおすすめ。


風邪の季節こそ、心も体も軽やかに

『はなみず じゅるじゅる せき ごほごほ』は、風邪のメカニズムを教えてくれる絵本です。

風邪って、苦しいし大変!でも、体の中には「ちからマン」がいて、ウイルスを追い出そうとがんばっているのです。 鼻をかんだりうがいをしたりすることで、ちからマンを応援できるのだとやる気を出す子も。「体は自分で元気になる力を持っている」と知ることが、元気につながります。

おすすめ絵本『ぼくびょうきじゃないよ』

ぼくびょうきじゃないよ

ぼくびょうきじゃないよ

作/角野栄子 絵/垂石眞子
発行/福音館書店

32ページ 
[年齢の目安 小学低学年から]


ロングセラーの風邪絵本。
楽しみなイベント前にひいてしまった風邪、どうしたら治るかな?うがい嫌いな子も、「くましきうがい」はしたくなります。

おすすめ絵本『エイモスさんがかぜをひくと』

エイモスさんがかぜをひくと

エイモスさんがかぜをひくと

文/フィリップ・C・ステッド
絵/エリン・E・ステッド
訳/青山南
発行/光村教育図書
32ページ

[年齢の目安 小学低学年から]


動物園で働くエイモスさんは、今日は風邪でお休み。心配のあまり動物たちは……。ストーリーも絵も色遣いも、すべてがやさしくて、心がふんわり温かくなります。

紹介してくれたのは…

高橋 真生 さん 


絵本専門士、All About絵本ガイド。
絵本紹介サイト「にこっと絵本」運営中。
→サイトはこちら

 


※この記事はクルール2019年2月号・2020年2月号「きょう、これよんで」を加筆・修正して掲載しています

このページをシェアする

週間人気記事ランキング

もっと見る