きょう、これよんで
季節を感じる、おすすめ絵本
絵本は子どもの感性を豊かにしたり、読み聞かせで親子の触れ合いが増えたり、子どもの成長によいものとされています。
「子どもに読み聞かせをしたいけど、どんな本を選べばいいの?」「本屋さんに行っても、たくさんありすぎて選べない」というママも多いのではないでしょうか。
今回は絵本専門士の高橋さんに、プレゼントにもうれしい【3歳向け】のおすすめの絵本を6冊ご紹介していただきました。
ワクワクするストーリーやしかけ絵本まで、バラエティ豊か!忙しい年末。絵本の力を借りて、お正月準備も家族みんなで楽しみませんか?
家族でのおうち時間に役立ててくださいね。
もくじ
1.おすすめ絵本『おしょうがつさんどんどこどん』
2.おすすめ絵本『おめでとう おひさま』
3.おすすめ絵本『十二支のお節料理』
4.おすすめ絵本『くんちゃんとふゆのパーティー』
5.おすすめ絵本『十二支のはじまり』
6.おすすめ絵本『たこ』
7.紹介してくれたのは…
おすすめ絵本『おしょうがつさんどんどこどん』
おしょうがつさんどんどこどん
作/長野 ヒデ子 発行/世界文化社
24ページ
[年齢の目安 3歳から]
今年は一致団結! 家族の年越しレッスン。
なぜ年末はこんなに慌ただしいの…と嘆きたくなること、ありますよね。
そんなときには、『おしょうがつさんどんどこどん』のおばあちゃんに、お正月の迎え方を教わってみてはいかが?
大掃除や鏡餅・お節料理など、一つ一つにこめられた想いや由来を知ることで、不思議と、年末の忙しさも豊かさに変わっていきます。
その先には、晴れやかなお正月が待っていますよ。
子どもたちも、興味と意欲たっぷりに、お手伝いしてくれるはず!?
おすすめ絵本『おめでとう おひさま』
おめでとう おひさま
作/中川ひろたか 絵/片山健 発行/小学館
32ページ
[対象 幼児]
軽やかにゆったりと迎える、 新しい年。
おひさまが「ぽん!」と顔を出したら、生きものみんなで「おめでとう」を言い合います。みんなの今年の目標は「なるべくけんかをしない」「なるべくわらう」……!
いつもがんばっている皆さんには、季節の節目にこそ肩の力を抜いていただきたい。「なるべく」という絶妙なさじ加減が、きっと毎日を健やかで楽しいものにしてくれます。新学期やお誕生日にもおすすめです。
おすすめ絵本『十二支のお節料理』
十二支のお節料理
作/川端 誠 発行/BL出版
31ページ
[対象 幼児]
十二支の動物たちが分担して、お節の仕度をします。
清々しい日本のお正月の空気がつまった、ゴム版画の黒と鮮やかな色が印象的な絵本です。
おすすめ絵本『くんちゃんとふゆのパーティー』
くんちゃんとふゆのパーティー
作/ドロシー・マリノ 訳/新井 有子
発行/ペンギン社
36ページ
[対象 幼児]
パーティーの準備にはりきるくんちゃん。
誰かのために、自分で考えながら行動する姿に、子どもたちも「やってみたい」という気持ちを刺激されます。
おすすめ絵本『十二支のはじまり』
十二支のはじまり
文/岩崎京子 画/二俣英五郎
発行/教育画劇
28ページ
[年齢の目安 3・4歳から]
十二支の由来を伝える絵本の中でも、分かりやすさとおおらかな雰囲気が魅力の一冊。
「~だと」という言い回しを活かしてのんびりとお読みください。
おすすめ絵本『たこ』
たこ
作/加古里子 発行/福音館書店
28ページ
たこのつくり方やあげ方を教えてくれる科学絵本。作者は、だるまちゃんシリーズの加古里子さんです。
つくるときは、簡単ですが針を使うので、大人の方もご一緒に。
紹介してくれたのは…
※この記事はクルール2018年12月号・2019年12月号「きょう、これよんで」を加筆・修正して掲載しています