「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、国連で採択された、世界共通の目標です。
今回のゴールは「安全な水とトイレを世界中に」。
日本で高度経済成長期に埋められた水道管が老朽化し、交換の時期を迎えています。将来も水道を使い続けていくための、水道料金の値上がりも考えられます。日本全国のクルール読者ママからの声をまとめました。
※クルール1・2月号「となりのSDGs」の記事を加筆掲載しています。
安全な水とトイレを世界中に
草むらなど毎日外で用を足す人は約4億人いる
世界では、水道設備のない暮らしをしている人が、21億人います。また、トイレがなく、草むらなどで野外排泄をしている人は約4億人います。
出典:https://data.unicef.org/resources/jmp-report-2025/
相次ぐ陥没事故。寿命が近い、日本の上下水道
上水道管の耐用年数は40年、下水道管は50年。日本で高度経済成長期に埋められた水道管が老朽化し、交換の時期を迎えています。昨年1月には埼玉県八潮市で道路陥没事故が起きるなど、水道管の損傷によるトラブルは後を絶ちません。将来も水道を使い続けていくための、水道料金の値上がりも考えられます。
将来も今と変わらず、水を飲めるよう、日本の水道について知って考えよう
自宅の水道水はおいしいですか?
「おいしい(30.3%)」「ややおいしい(30.3%)」を合計すると、6割以上が「自宅の水道水はおいしい」と回答。「水道局のイベントで水道水のおいしさを学んだ」といったコメントも。
自宅の1カ月あたりの水道料金(下水道を含む)は?
3割以上が「4千円以下」と回答する一方、「5千円以上」という回答も4割以上あり、もちろん各々の使用量も違うものの、住んでいる市町村によって水道料金は千差万別となっています。
水道料金の値上がりを実感
- 以前は2カ月で8千円程度でしたが、今は1万円程になりました。使用量が多少増えているのも原因ではありますが、やはりじわじわと家計に響きます。安定供給には多少の値上がりは仕方ないのかなとは思いますが、自治体の補助が入りもう少し安くなるとありがたいです。
- 水道代の安い都市部に住んだ後、水源の上流地域に引っ越しました。きれいな水が豊富にあるにもかかわらず、人口密度が低いために水道代が非常に高いです。引越し後初めて料金を見た時は驚きました。老朽化対策で水道代値上げはしかたないにしても、上流の田舎、下流の都会の方々の水道代の価格差をもう少し縮められないかと思います。
- 毎月1万円ほど支払っています。5人家族なのでしょうがないと思いながらも、もう少し安くならないかなぁといつも思っています。ただ、維持費も必要だと思うので、値下げは難しいのかもしれませんね。
上水道や下水道がない家庭も
- 我が家には下水道がなく、浄化槽。下水道を通してほしい。
- 浄化槽にて処理しているが、点検など維持費用が高く、悩みの種である。全部公共の下水道が繋がればいいなと思う。
- 新築時、下水道が通らず井戸水を掘り、料金はかかりませんが(汲み上げる電気代のみ)、ピロリ菌など心配のため、さらにその外にも浄水器を通し、二度通して飲んでいますがおいしいです。
今後も水道を維持してほしい
- 埼玉で陥没事故が起きてから、いつか今運転している道もいきなり陥没したらどうしようとか子どもが乗っていた場合どう助けられるかなどの心配や不安があります。第二の事故を防ぐために国や自治体には不安をなくせて安全に歩けるよう行動してほしいです。
- 震災の時もトイレの下水がなかなか復旧せず、大変だったと聞きます。普段は水道の水のことなど気にもしていませんが、万が一の時に備えて、簡易トイレや水のストックなど、しっかり見直さないと、と思いました。水道をひねれば、飲める水が出てくるなんて、本当にありがたいです。
- そもそも蛇口から安全な水がいつでもすぐに出てくることに感謝しています。決して当たり前ではない、幸せなことだと思うのでありがたく使っています。料金はこのご時世、上がってもやむを得ないとも思います。
- 水道からキレイな水が出るのが当たり前と思っていましたが、八潮の件で老朽化等知り、いろいろ考えました。いつまでも安定的に綺麗な水が飲めるように維持してほしいので、ある程度の値上げ等は仕方ないのかなと思うようになりました。
- 上下水道に関する業界で働いているので、下水道管の劣化についてはとても身近な話題です。公共インフラとして、水道は命に直結するとても重要な課題です。劣化に伴って、過疎地を整備しきれなくなり浄化槽化したりと…人口は減少していく一方なので致し方ないとは思いますが、生活しにくくなるのは問題ですね。もっと上下水道について社会が理解を深めていけるようになってほしいなと感じます。
※読者アンケートのコメントから。
全国のクルール読者267名が回答、インターネットによる調査(2025年11/12~11/30)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計は100%とならない場合がある。