いまどきママの働き方を拝見！【クルールママのおシゴト白書／知里ママ】

【2020年6月号掲載】
＼ いまどきママの働き方を拝見！ ／
苦手なこともチャンスととらえ
いつも一歩上のことの挑戦！

子どもと対話し、遊びながら自主性を育む。
知里ママの仕事と子育てについてうかがいました。



知里ママ
◎Profile
明石市在住。ご主人と高校1年、中学1年の男の子と6歳の女の子の5人暮らし。大手料理教室に勤めたのち、妊娠を機に退職。
2005年より加古川市にて料理教室「alala cooking club」を開始、2019年より明石市内の自宅へ移転。料理家として、商品開発や出張キッズレッスンなど多岐にわたり活躍する。

 
１．どんなお仕事をされていますか？
２．子育てで大切にされていることは？
３．仕事と子育てを両立するために、どう工夫されていますか？
４．ある日の知里ママの一日
５．知里ママの休日

どんなお仕事をされていますか？

教室運営のほか、住宅展示場や幼稚園への出張レッスンや、介護食の商品開発、民間企業やメディアへのレシピ提供など、教室内外問わず活動をしています。

料理教室を始めたのは、長男が生後半年を迎えたころ。小さい子どもがいる状況だからこそ、子どもを見ながらできるパン作りや料理など、自宅での楽しみ方が提供できると思いました。

実はもともと料理が不得意で、「料理が苦手だからこそ、指導している現場で学ぼう！」と大手料理教室に就職しました。仕事をする中で、料理は奥が深くて、暮らしを豊かにするものだと実感しました。料理が苦手だった私だからこそ、料理が楽しくなるコツを伝えられると考えています。
その反面、長く続けているが故に、この仕事が合っているのか迷いが生まれ、自信がなくなることもあります。そんな時は、全く職種の違う短期のアルバイトをしてみたり、たくさんの人に会うようにしています。そうすることで、広い視野が持て、今の仕事を客観視することができます。

子育てで大切にされていることは？

毎日「ありがとう」と伝えたり、叱るときには説明をしたり、ひとりの人間として接することを心がけています。
おままごとの一つとして、自分で服やおむつ、食器など取れるように子どもの年齢に合わせて環境を整え、子ども自身に任せるようにしています。

危ないものは手の届かないところへ避けるなどしていますが、危険だと学ぶことも大事にしています。例えば、食器が割れたときは大げさに表現をして、「やってしまった！」と思わせてから、割れてしまった理由を説明します。一度では理解してくれないこともあるので、根気よく説明をしています。

仕事と子育てを両立するために、 どう工夫されていますか？

買い物をした日に、冷蔵庫にある食材から料理可能な品名を書き出し、一覧を作っています。その日、献立を考える手間が省けますし、作ったら一覧から消していくことで、食材の残りもわかるので、節約にもつながります。

また、子どもたちにも、野菜を細かくちぎって洗ってもらったり、玉ねぎの皮むきなどお手伝いをお願いしています。料理は感想を伝えやすいので、自然と会話も増えます。

最初は完璧な両立を目指していましたが、いっぱいいっぱいになる日も多々ありました。でも、「完璧でなくても、自分がOKと認めることが大事」だと気付いてから、少しずつ力を抜いて暮らせるオリジナルルールが出来上がりました。失敗も経験と捉え、仕事も子育てもいろんなことに挑戦していきたいと思います。

ある日の知里ママの一日

知里ママの休日

 

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