毎日のちょこちょこ買いは、1カ月で大きな金額に!「1カ月あたりの予算」を決めよう。
パパが体調不良で休職中。貯蓄が少なく不安で「何から始めたらいい?」と悩む3児のママです。
相談者のプロフィール
ママ39歳・パパ39歳・
4歳(女の子)・3歳(男の子)・
1歳(男の子)
相談者's 家計簿
- パパ月収(手取り)
- 28万円
- ママ月収(手取り)
- 0円
- 児童手当
- 3万5千円
- 収入合計
- 31万5千円
- パパボーナス(手取り)
- 100万円
- ママボーナス(手取り)
- 0円
- 貯蓄
- 230万円
内訳:子ども2人の預金が100万円ずつ、下の子どもが30万円ほど。
1カ月の支出表
- 住居費(ローン返済込)
- 78,000円
- 食費
- 80,000円
- 外食費
- 10,000円
- スマホ代(2人分)とネット代など
- 10,000円
- 水道光熱費
- 30,000円
- 日用品代
- 80,000円
- 保育園代(給食費)
- 16,000円
- パパ小遣い
- 特になし、ほとんど買わない
- ママ小遣い
- 特になし、生活費に含めて計算
- 趣味代
- 10,000円
- パパ保険
- 17,500円
- ママ保険
- 14,500円
- 学資保険(上の子2人分)
- 12,000円
- 支出合計
- 358,000円
チェックポイント❶
今は緊急事態。パパの体調が戻るまでは、貯蓄を増やす ことを優先的に。不要な買い物は思いきってカットを。
チェックポイント❷
毎日のちょこちょこ買いは、1カ月で大きな金額に! 先に「1カ月あたりの予算」を決めて、守りましょう。
チェックポイント❸
不安をなくしたいときは、具体的に行動していくのが おすすめ。ぜひ一つでも多く、トライしてみて。
パパの体調が戻るまでは「貯蓄を増やす」を先決に
パパが体調不良で休職中。収入が減る予定で、貯蓄が少ないのが悩みだそう。
今は緊急事態と考え、貯蓄を最優先しましょう。まずは“先取り貯蓄”を目指して、給与振込口座で「自動積立定期預金」を月2~3万円で始めましょう。
また、ママはストレス解消のため、コンビニ等で毎日ちょこちょこ買ってしまうそう。小さな買い物は積み重ねると1カ月で大きな金額に。満足感のわりに支出がかさんでしまうので、頻度を下げてみては?1カ月のコンビニ等代をPay Payに入れ、予算にして守ってみてください。
日用品が8万円台とかなり多めで「お得なことが気になる」そうですが、お得に買うより、不要なものを買わないほうが◎。買いもののたびに「本当に使うかな?」「来月も欲しかったら買おう」と、考える習慣をつけたいですね。
住宅ローンは変動金利で、残り2700万円。今後金利が上がれば返済額が増える恐れがあるので、備えとして貯蓄を増やしたいところ。ふるさと納税をして、返礼品に食品を選ぶと食費が軽くなるかも。お米など、自宅に届けてもらえるのも助かりますよ。
収入によってお得に利用できる年間上限寄付額が異なるので、ふるさと納税ポータルサイトで確認を。
投資が気になるそうですが、貯蓄が手取り月収の半年分以上できてからが安心。ただ、つみたてNISAなら月100円からでもできるので、超少額なら試しても○。
ママが働くことを検討中で、ぜひスタートしたいですね。月2、3万円の収入でも家計が改善します。そして、少しずつ収入を増やしていきましょう。ぜひ、一つでも多く試してみてください。
教えてくれたのは…
西山 美紀 さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。
『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。
Twitter @writerN1225