「花育」は聞きなれない言葉かもしれませんが、国が推奨している幼児教育の一つです。
花を「キレイだな」と思うことで情緒が発達したり、世話をすることで「命の循環」を学べます。
また家庭菜園にトライすれば食べる喜び「食育」へとつながります。
親子で春ガーデニングを始めてみませんか。
もくじ
1.ガーデニングで花育
2.花育で「命の大切さ」を知ろう
3.家庭菜園で食育
4.中国野菜 「空心菜」 づくりにチャレンジ!
5.育てた野菜がカラダとココロをつくる
ガーデニングで花育
春は秋植えの種が 開花する季節。お花屋さんには色鮮やかな花の苗が並んでいます。
庭の花壇やプランターに植え、お世話して大きく育ててみましょう。
春の花壇を彩る代表的な花。日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら水やりをする程度で元気に育ちます。 花が終わると球根を堀り上げ、秋植えにしましょう。
- 植え時期
- 10月上旬~12月下旬
- 開花時期
- 3月下旬~5月上旬
さまざまな花色が愛らしいプリムラ・ジュリアン。水はけと保水性を兼ね備えた有機物の多い用土を好みます。肥料が少ないと葉が黄色くなるので気を付けて!
- 種まき時期
- 9月上旬~下旬
- 開花時期
- 11月中旬~4月下旬
春に植えて梅雨時期までかわいい花を咲かし続けるパンジー。風通しが良く、日当たりの良い場所で毎朝水やりをします。花がらはマメに摘んであげましょう。
花育で「命の大切さ」を知ろう
\教えてくれたのは/
(株)姫路生花卸売市場
清田 秀豊さん
姫路市内34の小学校で環境教育「花育」の授業をしています。主な内容は、花壇やプランターに寄せ植えをしたり、花びんに切り花を生けて観察するなどの学習です。
児童たちはしっかり世話をすると大きな美しい花を咲かせたり、逆に手を抜くと病気になり枯れてしまう花の弱さを知ります。この経験が思いやりのある心を育みます。
また、種を植え、芽が出て、つぼみがつき、花が咲き、枯れ、種を残すという花の一生を観察することで「命の大切さ」を実感します。ご家庭でも花のある暮らしを取り入れ、親子のコミュニケーションを充実させてみませんか。
「大きくなってきたね」「花びらが開いたね」と話し合いながら、そっと優しく花や葉に触れてみましょう。おうちでの豊かな花育を楽しんでください。
家庭菜園で食育
キッズでも育てやすい春野菜
初めての家庭菜園なら 苗からが育てやすいでしょう。 多くの野菜は水をやり過ぎると 根腐れするのでご注意を。
実がつきやすく次々収穫でき、育てやすいです。水は少ない方が甘く仕上がります。食べる直前に収穫してパクリ! 豊かな食育は「生きる力」にもつながります。
- 苗の定植時期
- 5月上旬〜中旬
- 収穫時期
- 7月中旬〜10月中旬
苦手な子どもが多いピーマンですが、苦みが少ない品種が出回っているので育ててみましょう。高温性の野菜なので気温が高くなる春遅めから栽培スタートを。
- 苗の定植時期
- 5月上旬〜中旬
- 収穫時期
- 7月中旬〜10月中旬
苗から収穫時期までが長いので追肥を切らさないように注意しましょう。土が乾いたらしっかり水やりをします。作物が12~15cmになれば収穫です。
- 苗の定植時期
- 5月上旬〜中旬
- 収穫時期
- 6月中旬〜10月上旬

中国野菜 「空心菜」 づくりにチャレンジ!

いま人気の空心菜。おいしいだけでなく茎が空洞になっていてカタチがおもしろいので子どもも興味津々!
- 種の播種時期
- 5月上旬〜下旬
- 収穫時期
- 7月上旬〜9月末
準備するのは種(苗)と土と肥料、プランター、鉢底ネット(石)。
育て方は種袋の裏面をチェック!肥料が含まれた土なら作業しやすいです。
株間は10cmほどあけて、一つの穴に2つの種を植えると間引きしなくてOK。
乾燥を嫌うので、できるだけ朝夕にたっぷり水やりをしましょう。
およそ4日で発芽。水と肥料さえ切らさなければ育てやすい野菜です。
草丈が10cmぐらいで追肥。その後は月に2回程度、株間にパラパラと施します。
収穫は下から1~2節を残して芽先を15~20cmの長さで切って脇芽を次々に収穫します。
ボクが育てて、料理もちょっぴり手伝ったよ!シャキシャキしておいしい。
育てた野菜がカラダとココロをつくる
\教えてくれたのは/
加古川農業青年クラブ
本倉 英樹さん
加古川農業青年クラブでは「播MANMA」という農業体験イベントを開催しています。イベントで初めてジャガイモは土の中で育つことを知る子どもがいます。虫を怖がる子どもも多いですが、ミミズのおかげで土が良くなっていることなどを知ると、虫への関心が高まるようです。
家庭菜園では、植え付けから収穫まで長期間世話をしても枯れてしまうことがありますが、何が良くなかったのか調べてみるのはかけがえのない親子の学びの時間になります。
そして一番の楽しみは、自分が育てた野菜を食べること。手をかけた野菜が栄養となり身体を成長させるという自然界の循環を実感する豊かな「食育」へとつながります。家庭菜園が子どもにもたらす良い影響は実にさまざま!ぜひチャレンジを。