お手伝いはママとキッズの充実した1日を過ごすコミュニケーションのひとつ。
楽しいゲーム感覚のお手伝いはキッズを大きく成長させます。
できたことに 注目し「すごーい、上手!ありがとう」など、大げさに感謝するのがポイント。
ちょっぴり忍耐も必要ですが、ママが喜ぶ姿がキッズの自信を高めます。
もくじ
1.Morning〜あさ〜
2.Afternoon〜ひる〜
3.Night〜よる〜
4.正直、お手伝いしてもらうのは面倒というママへ
5.年齢に適したお手伝いを一つずつ
6.ハグ、シール、ママペイ…楽しくお手伝いを続けるコツ
1.Morning〜あさ〜
午前中のキッズは元気いっぱいでアクティブ!
お手伝いをルーティン化すれば、生活習慣も整いやすくなります。
ゴミ箱に捨てるのは小さいキッズでもできるので、初めてのお手伝いにぴったり。
ゴミを渡して「ポイポイしよう」と声かけ。
上手に捨てることができたら「キレイになったね。ありがとう」とセットで言うように心掛けて。
キッズにとって馴染みが薄い新聞…。
でも一度楽しくゲームで遊べば「新聞取ってきて!」のオファーにきっと応えてくれるはず。
イスとりゲームの要領で新聞取りゲームや新聞ジャンケンゲームなど、手間いらずで楽しく遊べます。
新聞ジャンケンゲーム
ジャンケンして負けるたびに折りたたんでいきます。最後まで立っていられた人が勝ち!
朝食が終わったらお花の水やりをルーティーンへ。
「今度はお花のごはんの時間だから、お水をあげてきて」と声かけ。
キッズがごはんを食べるように、植物もきちんと世話をしないと枯れてしまうことを知る機会にもなります。
小さいじょうろを使えば、まだ力がないキッズでも無理なく水やりができ、自ら進んで「お手伝いしたい!」という気持ちになります。
2.Afternoon〜ひる〜
お昼寝タイムもありますが、比較的ゆったりしている午後。
時間のかかるお手伝いにトライする絶好の時間帯です。
レタスちぎりや、さやえんどうの筋取り、お米をとぐ(水捨てはママ)、混ぜたり、こねたり、ピーラーを使ったりなど、カンタンにできる料理のお手伝いを「シェフ!お願いします」の声かけで。
小さいキッズにはタオル、年長キッズにはTシャツなどの洋服たたみをお願いします。
「誰が早くてキレイにたためるかな?競争だよ」と言いつつ、早くできた子も、ていねいにできた子も、みんなを褒めて笑顔にします。
キッズおやつ隊長にプラスチックのお皿を用意してもらいます。
ママが取り出したおやつを人数分のお皿に分けてもらいましょう。
指先を使ってつまむ練習や数を認知する知恵を成長させるお手伝いです。
3.Night〜よる〜
夜は気持ちを徐々に落ち着かせるのが大切。
カンタンにできるお手伝いで達成感を得て、幸せ気分のままスヤスヤ夢の中へ。
「ごはんをよそってくれる人?」「ハイ!ハイ!」と、お笑い芸人さんのノリで声をかけ合い、「今日の当番は~〇〇ちゃん」とご指名。
食卓での家族からの褒めシャワーは、キッズの豊かな心を育てます。
「テーブル拭き屋さんお願いします!」とフキンを渡しながら敬礼。
食器運び屋さんがシンクに持ってきてくれたら「ありがとうございます!」と敬礼。
キビキビ任務を果たす感じで楽しくお手伝い。
「おもちゃも夜はおうちに帰って眠りまーす」と、声かけしながらお片付け。
お手伝いをスムーズにするために、ゴム製の間口が広いカラーボックスなどを用意して、放り込むだけで片付けられるように工夫してあげましょう。
4.正直、お手伝いしてもらうのは面倒というママへ
時間に追われるママにとって、キッズのお手伝いは「自分でやった方が早い」と思ってしまうこともありますよね。
ママの気持ちに余裕がある時だけでもOK!
短時間のお手伝いでもキッズを大きく成長させる効果は絶大です。
❶自信がつく
上手にできたという達成感で自信がつきます。また、褒められることで自己肯定感も育ちます。
❷責任感が芽生える
家族に頼られ任されることで、やり遂げようとする責任感が生まれます。
❸脳の発達
お手伝いの細やかな作業は手先が器用になり、脳が活性化する効果が期待できるといわれています。
❹考える力が育まれる
失敗して何度もチャレンジすることで、どうすればいいか自ら工夫するようになります。
5.年齢に適したお手伝いを一つずつ
同じ年齢でも月齢や個性の違いで「できる」「できない」があります。
大切なのは、楽しく一つずつ確実にお手伝いが達成でき、キッズの心を満たす「ありがとう」「助かった」の言葉が暮らしの中に多くあること。
「イヤイヤ期」のキッズには「ママのお仕事、お手伝いしてくれる?」と、大人のマネをしたがる気持ちをくすぐるように頼んでみましょう。
◯お箸並べ
◯タオルの回収
◯こぼしたものを拭く
◯靴を揃える
◯カーテンの開け閉め
◯洗濯物収納
◯カンタンな拭き掃除
◯卵を割る
◯家族分の配膳
◯リサイクル分別
6.ハグ、シール、ママペイ…楽しくお手伝いを続けるコツ
ちょっとしたごほうびがあるだけで、キッズたちのモチベーションは持続します。
1〜2歳は大好きなママやパパからハグしてもらうだけで大満足。
3〜4歳はできた数だけごほうびシールをカレンダーや手帳に貼るのもいいですね。
4歳からは「ママペイ」がおススメ。
貯めた「ペイ」をお菓子やゲームの時間などのごほうびと交換できるシステムです。
まるで家庭内通貨のようでマネー教育の第一歩にもなりそうです。