姫路【御座候(ござそうろう)】は工場見学だけじゃない! 食べて・遊んで・学べるスポットが盛りだくさん

2020年2月7日

姫路駅の東南に位置する『御座候』本社。

緑あふれるのどかな森の中にある『あずきミュージアム』や工場ショップ。工場見学ではアンの製造見学や、季節限定商品の製造工程を見ることができるかも!?

食べることから学ぶことまで年齢層も幅広く、満足できるスポット!




 
もくじ

1.姫路のソウルフード!?御座候
2.大人が見てもやっぱり楽しい工場見学♪
3.あずきの博物館『あずきミュージアム』って珍しい!
4.工場ショップではあの餃子やラーメンも!
5.調理体験教室でスイーツ作り
6.アクセス方法と施設の詳細施設

 

1 姫路のソウルフード!?御座候


地域によって今川焼きや回転焼きなど呼び方は様々ですが、姫路では定番の御座候。

本社は姫路駅東南にあり工場も併設されています。全国に70店舗以上あり、各店舗で使用される材料のアンは全て姫路の工場で製造されたもの。姫路のソウルフードともいえる食べ物です。


 

画像手前が白あん。手際よく焼いていく様子は見ていても飽きない
 

御座候の名前の由来は、買って頂いたお客様に対し「お買い上げ賜り、ありがたく御座候(ございます)」という感謝の気持ちを込めて付けたお店の屋号だったのが、そこで売られる回転焼が評判を呼び、「回転焼ちょうだい」と言っていたのがいつの間にか「御座候ちょうだい」と言われるようになり、その後に商品名となったようです。

1個95円(税込)と価格も安く気軽に購入できるので、自分用に1個買って熱々をほおばったり、訪問先や家族へのお土産としても人気です。
 


箱は馴染みのあるパッケージデザイン

アンの種類は赤(小豆あん)と白(てぼうあん)の2つ。
ちなみにアンの生産量はおおよそ7対3で、赤アンの方が多く生産されていますが、白アンファンも多いとか。
 

2 大人が見てもやっぱり楽しい工場見学♪

工場見学は午前中、10時30分~と11時~の2回行っており、所要時間は30分程度。1階から2階へと階段を使って見学するのでベビーカーは利用できません。

工場見学はスタッフさんがアテンドしてくれます。工場の内容を丁寧に説明してくれて簡単な質問にも答えてくれます。また、見学できない箇所は映像で見ることができます。


 

スタッフさん着用の衣装は小豆で染め上げた貫頭衣(かんとうい)というもの。
縄文時代の衣装です

 

1階では容器の洗浄や、アツアツのアンを容器に充てんする様子、さらにアンを冷やすために、容器に入った熱々のアンが次々とがベルトコンベアで運ばれる様子などを見学することができます。
 


天井には原料自動搬送機が走る(2階)
 
店頭では、御座候だけでなく季節限定の商品を販売しているので、製造しているものも時期によって異なります。
例えば春頃は柏餅、冬期は肉まんなどを製造している様子を見学できるかもしれません。
 


容器に詰められたアンが冷水で冷やされていく様子(1階)

 
2階では、アンを炊く様子を見ることができます。

常に蒸気がのぼり、タイミングが合えば、大きな釜から炊きたてのアンが出てくるところや、1階に繋がっているタンクに流し入れる作業を見ることが出来るかもしれません。


特に2階から1階へ大量の炊きたてのアンを流す作業は、見応えがあります。
 


2階ではアンを炊いているところや運搬する様子を見学できます
(日や時間により全ての業務が見えるとは限りません)

 


白あんの製アン釜(2階)
 


アンが釜から出てくる様子(2階)
 


1階へ、アンを流す作業(2階)

工場見学終了後、出発した工場ショップへ戻ります。

3 あずきの博物館『あずきミュージアム』って珍しい!

シイ・カシ・ホルトノキ・ツバキなどの照葉樹とせせらぎが流れる森の中に建つ『あずきミュージアム』。

館内は2階建てで、ゆったりしたスペース内には、あずきの種類やこれまでの歴史、食と文化についてなど、あずきにまつわる展示物や写真・映像を見ることができます。


 

自然に囲まれた中にある、あずきミュージアム

 


あずきミュージアム入口には見たことのある銅板が施されついつい触りたくなります

 

受付で出迎えてくれる、あずきさんと豆太郎(オレンジ色)、豆次郎(きいろ)
記念撮影スポットです

 
国内でもあずきのミュージアムは珍しく、専門的な内容のものも多く展示されているので、遠方から研究者などが訪れることもあるようです。

あずきを中心に生活に密着した内容の展示もあり、おじいちゃん・おばあちゃん世代には懐かしく、パパ・ママ世代には改めて日本の良き文化などを学ぶことができるのではないでしょうか?

1階から2階への吹き抜け中央には、あずきの代表ともいえる品種、エリモショウズが原寸の約10倍サイズになって展示。
まるで自分が小さな虫になったような感覚で観察することができます。

このエリアの壁には、壁穴を覗いて観察したり、体感しながら学べます。親子で挑戦するのも楽しいかもしれませんね。

 
  

壁のクイズに挑戦したり、覗いてみたり楽しみながら学べます
 
2階のフロアーには、あずきにまつわる絵本から専門書を中心としたライブラリーやショートムービーを観ることができるミュージアムシアターも。

小上がりのスペースが設けられており、小さなお子さんが遊びを交えて学べるクイズや、豆を使った万華鏡の他、しかけのある遊具も楽しめます。
また、さまざまな大きさ・色の豆を使ったクラフトもあるので(500円※税込)ミュージアムの思い出に作ってみるのも楽しいかも知れませんね。

 
 

豆を使って自由に作品を描くことができます(500円※税込)

 
ミュージアム内で撮影可能な場所は限られていますが、御座候をリアルに焼いている様子が撮影できる顔ハメもあるので記念に撮影することをオススメします!
 


焼いている御座候はリアルなサンプル食品!より臨場感が伝わりそうです

 
またミュージアムショップには、あずき染めのストールから御座候のマグネットや消しゴムなどのかわいい文具が販売されています。ご自身の来館記念やお友達のお土産に喜ばれそうですね。
 

小さくても本物ソックリの御座候の文具も販売されています。
 
中2階には、あずき粥や赤飯、ぜんざい・あんみつなど、あずきが味わえるレストランも営業(レストランのみの利用も可能)
 


あずきを本格的に味わうことができるレストラン
 

4 工場ショップではあの餃子やラーメンも!

同じ敷地内にある工場ショップでは、御座候だけでなく山陽百貨店やフェスタ店にもある餃子や担々麺を食べることができます。



担々麵は380円(税込)
 

担々麺(380円※税込)、ジャンボ餃子(3個入280円※税込)。担々麺は辛味も少なく、小ぶりなのでお子さんにも食べやすいかと。辛さが必要な大人の方はテーブルのトッピングで辛さを調節できます。
 


もちろん定番の御座候を焼いているところも見ることができます。ちなみに工場ショップでの包装紙は奈良東大寺の元管長清水公照師がデザインしたものが使用されています。


 

手際よく焼いていく様子を目の前で見ることができます

 

あずきミュージアム入口にも作品が展示してあります

他にもあずきソフトクリーム(レギュラーサイズ320円、ミニサイズ280円※税込)は、ほんのりあずき色で、味わいも上品、担々麺など食事の後にもオススメの一品です。
水もセルフで飲めるので、休憩場所としても利用でき、お土産用に御座候を購入する人も多いショップです。
 


こちらはミニサイズ。夏場のデザートにも嬉しい!

 

窓からは季節それぞれの自然の景色が楽しめます
 

5 調理体験教室でスイーツ作り


あずきミュージアム内には調理室があり、お菓子の調理体験教室を開催しています。

主にあずきを使用し、季節に合ったお菓子を作りを教えてくれます。
こちらは実施日の1週間前までの予約で、休館日(火曜日)を除いて2名以上の予約があれば実施しています。時間は10時~11時なので、料理教室の後、工場見学に参加し、工場ショップかレストランで食事をし、あずきミュージアムの見学などのコースもよいかもしれませんね。



2か月に一度メニューが変わります。メニューはHPにアップされます

6 アクセス方法と施設の詳細

施設名
御座候
住所
〒670-8654 兵庫県姫路市阿保甲611番地の1
アクセス情報
【車の場合】
姫路バイパス「姫路駅南ランプ」より約10分
【電車の場合】
JR姫路駅より新幹線高架沿い東へ約15分
【バスの場合】
神姫バス姫路駅南口乗り場より乗車→「甲阿保北」バス亭下車
※貸切バスでのご来館は事前予約が必要
電話番号
079−282−2380
(代表)079−282−2311
駐車場
あり
WEBサイト
https://www.gozasoro.co.jp/
あずきミュージアム
【開館時間】10:00~17:00(入館は16:00まで)
【電話】079−282−2380
【休館日】火曜 ※年末年始・施設点検等の臨時休館
【入館料】
一般(高校生以上)1,200円
小中学生 600円
年間パスポート 2,500円(ご本人様1年間有効)
工場ショップ
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】火曜 ※年末年始・施設点検等の臨時休館
【電話】079−282−8338

このページをシェアする

週間人気記事ランキング

もっと見る