おうちで楽しく【防災キャンプ】防災体験でいざという時に備えよう!

2024年1月6日

防災体験でいざという時に備えよう!
おうちで楽しく防災キャンプ


出かけずにアウトドア気分を楽しみながら防災意識を高める「おうち防災キャンプ」が注目されています。

リビングやガーデンでテントを張ったり、ベランピングしたり、電気やガスを使わずに調理体験をしたり…。

非日常に慣れることで災害への備えができ、いざという時にパニックにならず行動ができるようになります。

もくじ

  1. 防災女子がおススメするローリングストック法
  2. ポリ袋調理のポイント
  3. 【ポリ袋調理 簡単レシピ①】スパニッシュオムレツ
  4. 【ポリ袋調理 簡単レシピ②】わかめごはん
  5. 【ポリ袋調理 簡単レシピ③】ふわふわ蒸しパン
  6. 遊び感覚で防災グッズを試してみよう!
    備えあれば安心

防災女子がおススメするローリングストック法

お話を伺ったのは


防災女子
 
神戸学院大学 防災女子の皆さん

2014年、神戸学院大学で「防災女子」を結成。「やってみたくなる防災」をテーマに防災の啓発活動に取り組んでいます。いつも近くにいる大切な人を守るための知識を発信し続けることで災害時に強い社会を目指しています。


ローリングストック法

非常食だけを備蓄するのではなく、普段の生活で使用する食材を[備える]→[食べる]→[買い足す]のサイクルで備蓄する方法です。

好きな食品を少し多めに買ってキッチンに保管すれば、災害時もコロナ禍もおいしく健康に過ごせます。

ローリングストック法 

クッキングに挑戦してくれたのは


モデル
 
読者モデル
綾菜ママ
采希
(とき)ちゃん・2歳、茉杜(まと)ちゃん・1歳

 

ポリ袋調理のポイント

ポイント

ポリ袋一つに材料を全て入れて、鍋で加熱するだけのポリ袋調理。鍋とコンロ、ポリ袋があれば調理できます。 ポリ袋は、厚さ0.01mm以上、耐熱温度110度以上の高密度ポリエチレン製を選びましょう。
 

作り方

食材はしっかり混ぜ合わせます。
ポリ袋調理
 
加熱すると袋が膨張するので空気をできるだけ抜きます。
ポリ袋調理
 
ビニールの口をねじり、ポリ袋が破裂しにくくなるように輪ゴムで止めます。
ポリ袋調理
 
2人分なら30cm鍋に3つの食材の加熱調理が同時にできます。ポリ袋が直接鍋底に触れないように皿や蒸し台を敷きます。
ポリ袋調理 
彩菜ママ
ポリ袋調理にはカセットコンロが必要不可欠!カセットボンベの備蓄もしておかないといけませんね。

【ポリ袋調理 簡単レシピ①】スパニッシュオムレツ

スパニッシュオムレツ

材料

3個
ウインナー
2本
パプリカ(赤)
1/3個
ホウレンソウ(冷凍)
30g
コーン缶
30g
塩、こしょう
適量

作り方

ウインナーを5mm幅の輪切りに、パプリカを5mm幅のコマ切りにする。
ポリ袋に卵を割り入れて、よくもみ混ぜる。
②に①とホウレンソウ、コーン、塩、こしょうを加え、空気を抜いてポリ袋の口を止める。
熱湯に入れて15分加熱する。
 
防災女子
オムレツに入れる具材は冷蔵庫の残り物で大丈夫です。チーズなど栄養価の高い食材を加えるとよりgoodです。
彩菜ママ
油を使わないのでヘルシーですね!キッチンバサミを使えば、包丁やまな板を使わなくて済むので手軽です。

【ポリ袋調理 簡単レシピ②】わかめごはん

わかめごはん

材料

無洗米
150g
215cc(通常の白米を使用する場合…180cc)
わかめスープの素
1袋

作り方

ポリ袋に、無洗米、水、わかめスープの素を入れて混ぜ合わせる。
①をできるだけ空気を抜いて混ぜ合わせ、ポリ袋の口を止める。
鍋に湯を沸かして②を入れ、沸騰状態のまま20~25分加熱する。
鍋から袋を取り出し、10分程度蒸らす。
 
防災女子
わかめスープの素自体に味がついているので、調味料なしでもおいしくでき上がります。
防災女子
炊飯器を使わなくてもポリ袋調理で簡単にごはんが炊けます。食器の上にラップを敷けば洗い物なし!

【ポリ袋調理 簡単レシピ③】ふわふわ蒸しパン

ふわふわ蒸しパン

材料

ホットケーキミックス
100g
100cc
メイプルシロップ
大さじ1

作り方

ポリ袋にホットケーキミックスとメイプルシロップを入れ混ぜ合わせる。
①に水を入れ、だまができないようにしっかりともみ混ぜる。
②を軽く空気を抜いてポリ袋の口を結ぶ。
鍋に湯を沸かして③を入れ、沸騰状態のまま15~20分加熱する。
 
防災女子
水の代わりにカフェオレやオレンジジュースを使ったり、ドライフルーツやナッツ類を入れてもおいしいですよ。。
防災女子
災害時は大人も子どもも甘いものが食べたくなります。災害時のストレス軽減(心の栄養)として、ぜひ作ってほしいですね。

遊び感覚で防災グッズを試してみよう!備えあれば安心

おうちキャンプでは、ガス、電気が使えなくなったというルールで、楽しく防災体験にトライしてみましょう。

防災リュックの中身を使ってみよう


防災リュック
 
非常食や水は最低3日分の量があるか、賞味期限が切れていないかの確認をしましょう。また実際に防災グッズを使用して、足りないなと思うものがあれば買い足しておくと安心です。


LEDランタンがあれば停電でも明るい


LEDランタン
 
キャンプ用にオイルが燃料のものがありますが、倒したりすると危険なのでLEDランタンを使用しましょう。懐中電灯と2wayなら夜間の停電時に明るいだけでなく避難や作業をするのにも便利です。


充電式ラジオならスマホの充電が切れても安心


充電式ラジオ
 
災害時は、充電の減りが早いスマートフォンは連絡用、ラジオは情報収集用として使い分けしたいものです。手回しやソーラーで充電できるタイプなどさまざまな種類があります。購入するならスマホを充電できるUSB端子付きのものがおススメです。


慣れたら便利な携帯トイレ


携帯トイレ
 
家のトイレに袋をかぶせるだけの水なしで使える携帯トイレ。キッズは最初ビックリするかもしれませんが、災害時の健康を保つため慣れておくことが大切です。凝固剤を入れて用をたすと固まるので可燃ごみとして処理できます。


おいしく食べられる非常食を探そう


非常食
 
お湯や水で戻すだけのアルファ米やアレルギー対応のレトルトのカレー、ビタミン不足を補うための野菜ジュースなど、災害時の食の不安を和らげるために、家族の好みに合ったものをおうちキャンプで試して備蓄しておきたいですね。


あれば安心ポータブルバッテリー


ポータブルバッテリー
 
大出力タイプならIHクッキングヒーターや電子レンジなども使えるのでアウトドア用品として大人気です。ポータブルバッテリーに使用するリチウム電池はしばらく使わないと放電などで品質が早く劣化します。正しい使い方も含めて準備しておきましょう。
 

教えてくれたのは

防災専門店MT-NET
防災グッズ写真提供・協力
https://mt-net.jp/
久保 功さん
久保 功さん

神戸市西区の防災・災害対策専門店です。インターネット(Yahoo!、Amazon、Rakuten、オリジナルドメイン)でネットショップを展開しています。県下で開催される防災イベントに参加し、近年の防災グッズ事情や非常持ち出しの重要性をご案内しています。

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